Saturday, March 29, 2008

あと一息!


来週から4月だね。今学期も残すところあと4週間というところまで来てしまったわけだ。本当にはやいものだと思う。毎年思うんだけど、秋学期より春学期の方が時間の進みが速い気がする。みんなはどう思う?あれこれ、私なりに理由を考えるに、春学期は間に1週間の春休みをはさむからではないかと思う。春休みまでは、春休みを目標に「もうちょっとでお休みだ」とがんばれるし、春休みの後は、「さあ、後半戦は6週間だけだ!」と自分を盛り上げていける。それに比べ秋学期は、感謝祭のお休みまで休みらしい休みがなく、そこにたどり着くまでがものすごく長く感じる。感謝祭にたどり着けば、もう冬休みはすぐそこなのだが、如何せんそれまでが長いのだ。つまり、春学期では春休みがいい区切りになってくれているようなのだ。

でも、これからの4週間はそれこそ怒涛のように過ぎていくだろう。4週間と口に出していえばずいぶんあるようにも感じられるが、あっという間だ。いろいろ考えることもできないぐらいのスピードで過ぎ去っていく。まあ、速く過ぎてくれるのは、それはそれでかまわないのだが、学生にとっては、これからの4週間はやらなければならないことのテンコ盛りで、時間がいくらあっても足りないという感じだろう。特に5月に卒業を控えている学生の場合などは大変だ。トレバーさんのように卒論の口頭試問があったり、デニスさんのように卒業のためのプロジェクトがあったりと、ちょっとすごいことになる。それ以外の学生とて同じことだ。日々の課題をやっつけつつ、期末のプロジェクトに取り組む毎日なのだろう。

でも、残念ながら、講師の私が学生にしてやれることなどほとんどない。授業のペースを落としてやることなどできないし、期末プロジェクトをやめるなどということもありえない。講師の私に出来ることといえば、ただ、「あともうちょっとだから、がんばろう!」と事あるごとに声をかけるぐらいだ。実は、ここで「がんばれ!」と言うのではなく「がんばろう!」と言うところが味噌なのだ。と言うのは、期末に向けてなんだかかんだと忙しくなるのは講師のほうも同じだからだ。(ホントだよ!)大好きでやっているこの仕事も、今ぐらいの時期が一番つらい。じわじわたまってくる疲労感と花粉症に悩まされ、なかなか教案がまとまらずにいらいらするということもあるのだ。そんなときはいつも学生のことを思うようにしている。あいつらだってがんばって予習して来るんだからなと。そう思うと、ピンと背筋が伸びる気がする。

今は、焦る気持ちを抑えて、たんたんと走り続けるしかないのだ。ラストスパートのエネルギーを残しつつ、何とかペースを保って走り続けるしかない。あとたった4週間だ。お互いにがんばろう!