Thursday, January 31, 2008

探検

「ここで右へ曲がってね。」

「オイ。この馬鹿なプロジェクトのために俺が折角の土曜日の半分ぐらいを犠牲にしているぞ。もっと尊敬しろ。」

「あ、はい、はい。右へお曲がりになりくださいませんか、偉大なるシェーファー様。」

「よ~し。何軒に行かなくちゃいけないか、この。。。えっと、何のプロジェクトだったっけ。。。」

「アンケート調査。」

この探検の本当の理由はトレバーはシェーファー君に言いたくなかった。その月曜日の事だけでシェーファー君は多分もうトレバーが狂っていると思ったから、不思議な女を追っていると言ってしまったら方向を変えて直接病院に連れて行く可能性があった。実は、シェーファーさん抜きでアレックサンドラ・メンデルを探したかったが、トレバーは車を持っていなかったからしょうがないと思って嘘をつけてシェーファー君に頼んだ。シェーファー君は最初躊躇ったが、後で飲み物を買ってあげるという約束貰ったら直ぐ鍵を取りに行った。

「どの授業か、このアンケート」とシェーファー君が聞いた。少しトレバーのプロジェクト、と言うよりトレバーの行動全てを疑っていたが、実はその昼をテレビゲームで無駄にするつもりだったし、無料で運転していなかったからそんなに構わなかった。

「あ、人類学だ。進化に対する意見を聞くとか。」

シェーファー君はトレバーが人類学の授業とっているかどうか分からなかったが、圧迫する気はなかった。「あのな、アンケートは学校の食堂でするほうが一番簡単だよ。遠く行く必要もなくて、大体二十分で済むけどな。」

「いや、先生によると本当に無作為な調査しないとだめだ」とトレバーが説明した。「ただ学校ですればそれが出来ないからね。」信用できる言い訳は直ぐ尽きるはずだとトレバーは分かった。だから一人でしたかったとイライラして思った。どうしてそのケチな両親は車買ってくれなかったか。「あ、ここで止めろ。。。止めて頂けませんか。」

二番目のジョン・メンデルの住所に着いていた。もうジョージ・メンデルの家に尋ねに行ったが、留守だった。トレバーが「アレックサンドラ・メンデルという方ご存知ですか」と自分の住所と電話番号と書いてあるメモを置いて次の住所へ進んだ。その時と同じように家のフロントドアに近づくと気が張ってきていた。何してる、僕と思った。知らない人にこの変な質問を聞く何って。やっぱり狂っているだろう。

呼び鈴のボタンを押して、数秒待って、ドアが開いた。親切そうな中年男が戸口で立っていた。「はい」と元気な声で言った。

ここまで来たからするしかないと思って、トレバーは「今日は」と言った。「失礼いたしますが、アレックサンドラ・メンデルという方、ご存知でしょうか。」

その男が上へ向いて考えた。「いや、知りませんね。どうしてでしょうか。」

トレバーがパニックになった。その最初の質問の後のことは何の計画も立てていなかった。考えてみると、その名前知らなくても回答者はその質問の理由を知りたいことは当然だということに気がついた。アンケート調査と言えば信じるわけない。警察官には全然見えなかったから行方不明者の捜索のふりをする事も危なかった。

必死に何かを考え出そうとしているうちに、誰かがトレバーの舌と唇と顎を勝手に使っているように「会いたい」と返事した。

トレバーが恥ずかしくて目が皿になったが、その男は笑った。「青春、青春」と大きい笑顔で言った。「その単純な気持ち、羨ましいよ。頑張ってね。」

トレバーが車に戻ったとき「どうだった」とシェーファー君が聞いた。「アンケート書き入れたか。」

まだ随分恥ずかしくて、顔が真っ赤だった。「次はこっちへ」と小さい声でシェーファー君を導いた。シェーファー君は何も言わなかった。トレバーが可哀想と思うからではなく、ただその顔が可笑しくてしょうがないからだった。

二十五分後、他の道を通っていた。「えっと、ここで本当にいいのか」とシェーファー君が疑惑で聞いた。「住宅がないけど。」

トレバーは窓の外を見た。シェーファー君はこの住所を無作為に決めていたと思っていた。。。いや、もうそうとは思っていなかっただろうけど、トレバーは頭の中に焼き付けたメンデル達の住所を探していた。しかし、シェーファー君の言ったとおりその辺では誰かが住んでいるはずはなかった。ただ事務所用ビルだった。頭にあるアイザック・メンデルの住所はあったが、長くて変な名前が付けられた歯科医院のようなビルだった。

「いえ、間違っているだろう」と言って、最後のポール・メンデルの住所に移った。

ポール・メンデルは、ジョージとジョンと同じようにちゃんと郊外の一般的な家に住んでいた。前の時より凄くドキドキしていて呼び鈴のボタンを押した。これが最後だ、とトレバーは思った。ここじゃないと。

機嫌が悪いお爺さんがドアを開けた。「なんじゃ」と腹が立っているように聞いた。

頑張れ、頑張れ、頑張れと思いながら、トレバーは「失礼いたしますが、アレックサンドラ・メンデルという方ご存知でしょうか」と聞いた。ポール・メンデルの疑いを買わないため、車に乗っている間言い訳を考え出した。「実は、はっきり言えないんですけど、籤引の大賞に関係がございますので。」

その爺さんの顔が輝き出した。「いる、いる」と速く連発した。「待て待て」と言って、家の中に早速消えた。トレバーの興奮が非常に高まった。ついに見つけたかと思った。

わくわくしている爺さんが直ぐ娘のような人を連れて直ぐ戻った。「はい、はい、はい、こいつこいつ」と息を切らした言った。「アレックサンドラじゃ。」

トレバーは何となく落ち込んだ。長い間探していた人を見つけると、もう期待する事がないということだったか。いや、そうではない。どうして知ったか分からなかったが、「アレックサンドラ・メンデルじゃない」と空虚な声で言った。

「何言ってる」とその爺さんが聞いた。「アレックサンドラ、自己紹介」と命令した。

「はじめまして」とその娘のような人が親切に言った。「アレックサンドラ・メンデルと申します。よろしくお願いします。」

「いや」とトレバーは霧中に迷っているように言った。「アレックサンドラ・メンデルは金髪だ。」勿論、アレックサンドラ・メンデルに一度も会っていなかったと分かったが、そういうことはその時にははっきり分かった。

グルグル回っている頭を支配しようとしていて、車に戻った。「あら!」とその爺さんは叫んだ。「金髪に染めると言ったんちゃう。またいいのを逃したなぁ。ここまでひょっこり転がり込んだのに。」

「悪かった!」とその娘のような人が返事として叫んだ。「これは私の馬鹿なアイデアではなかったから私を責めるな。」

シェーファー君がトレバーの落ち込んでいる顔を見て、何の冗談もしなかった。「これからどうする」と聞いた。

「その三番目の所に戻る」とまだ少し迷っているように答えた。

「またこっちへ」と信じられない声でシェーファーが返事した。「何もないって言ったんじゃない。」

「きっとそういうと思った」と決心したトレバーが言った。「だから一人で行く。」真面目な顔をして車から出た。

シェーファーが窓から頭を突き出した。都市の方向に向いていたトレバーに向いて、「オイ」と叫んだ。「歩けると思ってるか。車で三十分かかったのに。アホ!」でも、シェーファー君はその爺さんと娘のような人ほど大きい声出せなかったから、トレバーは多分この台詞聞こえなかった。

続きを楽しみにしてください

Tuesday, January 29, 2008

『ねごこちのよい布団の中で。。。』

皆さん~今日は。
本当にトレバーさんの天気予報が当てるんですね~~急に寒くなってどうしようか、心配です。今日のような日は、早く家に戻って、暖かい布団の中で寝たいです~^^*

私は寝ることがものすごく好きな人です。 寝ている時は、言葉とおり、幸せな時間ですね~^^;;; 私はサイズも大きくて軟らかい~布団に囲まれてその触感を楽しめながら寝るのが幸せです。私にとって、大切なものか、そうではないかは、寝る感覚がこれを判断してくれます。 寝ることを諦めることが出来れば、説明も要らない大事なものを意味します。私は、大事だと感じられないと、約束があっても、学校の授業はあっても、寝るようになってしまいました。


私がロンちゃんを飼いながら~すこし、ビックリしたのは、ロンちゃんも私と同じように、寝るのが大好きなんだ~~のことを分かった時です。普通の犬なら、食べるのが大好きで、美味しいものがあれば寝る途中にも起きて食べるはずですが、ロンちゃんは、寝るときはず~っと寝ます~。あまり遊ぼうよ~と誘っても、美味しいお菓子を上げても、絶対動揺しません~!!! 

もっと面白いのは、寝る前に、どこで寝るともっと楽のか~いい場所を探している、ロンちゃんの仕草です。ロンちゃんは、本当に疲れて寝たい時は小さくて不便なロンちゃんの家でもかまいませんが、寝ることを楽しむ時は全然違って、ねごこちのよい布団を探して、楽な姿勢を選んで寝ます。(変な姿勢もありますが、見せるのは困りません^^;;;)ロンちゃんは本当に寝ることの幸せを感じている私の仲間ですので、寝ている姿を見ると、私の心もいつの間にか安らぎ出来ます~^^*

Monday, January 28, 2008

スウェーデンでクリスマス

 皆さん、スモーガスボードって聞いたことありますか。Smorgasbordという単語はもう英語になっていますが、日本語でバイキングと呼びますね。()

11月末から12月23日ぐらいまでユールボードという特別なクリスマス時期のスモーガスボードは提供されています。折角ですから、Enskede Värdshusにユールボードを食べに行ってみました。

食べる順番が決めてあります。冷たい魚系(ニシン、サーモン、鰻)→ 他の冷たい料理(ローストビーフ、パテ、サラダ)→ メインの温かい料理(ハム、ミートボール、グラタン)→ デザート  




冷たい料理と温かい料理を同じ皿に盛りません。食べ物を残すのは非礼ですから、おなかが破裂しそうまでに無理に食べました。

クリスマス時期になると、コークを飲んでいるスウェーデン人の割合が急に減ります。なぜかというと、下の飲み物のせいです:

これはユールムストです。日本語に訳すとクリスマス・サイダーと呼びます。味はね...炭酸プルーンジュースのようです。ドクターペッパーが口に合う人は好きかもしれません。

最後にルッセカッターを紹介します。このパンはスウェーデンで愛されている聖ルシアに名付けられました。サフランが入っているので、黄色です。

Sunday, January 27, 2008

もう一度

この週末は一月とは思えない馬鹿陽気だったけど、みんなは散歩でもしてみたのかな?少しのんびりする時間があったかな?私はといえば、やらなければならない仕事が結構あって、実はあまり休めなかった。「先生は休みが多くていいでしょう」とか言われる。まあ、確かに外の仕事に比べれば休みは多い。サラリーマンをしていたときを考えれば、まさに夢のようだ。でも、休みが多い分、学期中は土日と言えども、ゆっくり休めることなどほとんどない。いったん学期が始まってしまうと、学期末までノンストップの全力疾走なのだ。学生の宿題の採点や教材作り、スケジュールの調整にいろいろな書類作りと、本当に次から次へと仕事がある。学期中は休みがないということを考えると、トータルでは、そんなに休みは多くないことになっちゃったりして…。え?なになに?学生も大変だって?馬鹿を言ってはいけません。学生が勉強で忙しいのは当たり前です。それに、卒業してしまえば、土日は休める仕事に就けるでしょう。文句を言うのは筋違いってもんです。あれあれ、話が変な方向に行ってしまったな。

まあ、そんなわけで、結構忙しい土日だったんだけど、ジムにだけはきちんと行った。ジム通いを始めたのは一昨年前からだ。アメリカに渡ってきて以来、ズボンのサイズがコンスタントにアップしてきて、これはいい加減まずいのではないかと思い始めたのだ。毎朝体重を量ったり、どれだけ体型が変わってきたかを知るために月に一度写真を撮ったりして、楽しみながらこつこつやっていた。その甲斐あってか、去年の春休みごろには、体重は、アメリカに渡ってきた96年の夏と同じレベルまでになっていた。久しぶりにオフィスを訪ねてくれた卒業生に「先生痩せましたねぇ」と言われ、「やればできるんだなあ」と嬉しくなり、ますますジム通いに精が出た。ちょうどそのときだった。思わぬ病気(命にかかわるものではなかったけどね)をして手術をしなければならなくなったのだ。これにはまいった。せっかくここまで来たのに…。どうすることもできない。しばらくは休まざるを得なかった。筋肉は使わなければどんどん元に戻ってしまうし、身体を動かさなくても腹は減るので食べなければならない。「今までの苦労が水の泡じゃんか。何とか、一日も早くジムに行って身体を動かしたい」と焦る気持ちがあった。でも、始めのうちこそ、早くジムに復帰したいとうずうずしていたのだが、だんだんそんな気持ちも薄れていき、医者にもう大丈夫だよと言われたころには、それまでの熱が冷めてしまっているのに気づいた。「オーケー、じゃ、ジムに行ってみるか」とは思うのだが、ちょうどそのころは夏の授業の最中で仕事も忙しく、ついつい、「明日から頑張ろう」となり、それが「来週から!」になり、「来月から!」になりして、ついに2007年も終わってしまった。体重計に乗ることもなくなり、腹回りには落としたはずのものがしっかりと戻ってきているのを感じるようになった。トホホ…。

一度休んでしまうとだめなんだなあとつくづく思った。なんだか、自分の弱さを改めて思い知らされた気がして情けなかった。医者にもう大丈夫だと言われたら履こうと思って買っておいた新品のシューズを見るにつけ「ああ、俺はこのままデブ街道を歩いていくのか」と思ったりした。だが、どうしたものか先週ふと、「もう一度始めればいいだけじゃんか」と至極当たり前のことに気がついたのだ。それほど情けないと思う必要もないじゃんかと。自分自身の健康のためにやっていることなのだ。誰かに説明をしなければいけないこともない。ちょっと休んだけど、また頑張りますでいいだろう。と言うわけで、先週からまたジム通いを始めた。体重も毎日量っている。徐々にペースもつかめてきた感じだ。まあ、1週間では効果は見えないが、気分はいい。頑張れそうな気がしてきた。みんな、俺はやるぜ。なんちゃって。

忘年会の結婚式

今学期の初めてのエントリー忘れて、申し訳ございません。私の脳裏はまだ、冬休みモードから戻ってきていませんね。

皆さんの正月はどうでしたか?前に言った通り、うちの姉が結婚しましたが、結婚式は除夜でした。セントルイスの実家で、大きな忘年会のように祝いました。
 
実は、姉の結婚することは秘密でした。1等親たちの中で皆知ってたが、それ以外(2、3等親たちとか、姉の友達など)は知りませんでした。除夜のパーティは結納式だと皆に伝えました。だから皆はかなり驚いた。。。

。。はずですが、馬鹿ローレンスはその前、何気無く、秘密を漏らしました。でも、不慮のとてもあり得ない漏らし方でした!ローレンスは、どうしてもルームメートに口外しても大丈夫 というより、口外しないと面倒くさいなって思ってました。ルームメート達は姉との関係は全然ないし。やはり、「ま、いっか」って感じでさりげなく結婚式のことを口外しました。

現実に、パンドラの箱を開けたものでした。ルームメートの一人はお兄さんにも口外しました。それから、そのお兄さんの親友は姉の親友の妹さんの彼氏でした!何となく、その知識が広がりました。

「まさか」じゃないですか!ローレンスはものすごく恥ずかしいですね。

親切な姉は許してくださいましてけど、ローレンスのせいで姉の友達はその秘密をもう知ってました。それだというのに、かなり楽しいパーティになりました。

それでは、写真!
結婚指輪の交換は。。


ソファ上でした!(笑)

ローレンスの演奏

Friday, January 25, 2008

新年おめでとうございます




皆さん、新年おめでとうございます。(少し遅いかも)
昨日の授業で、皆さんと一緒に『幸福の一瞬』と言う文章を読んだ。『私、幸せですか?』と思わず考えていた。まず、私は英語が下手で、人前でスビーチはおろか簡単な挨拶さえできない。また、学校の東西何万人(^_^)に比べて、頭の回転が遅い。そのうえ、生活のためには、いやなアルバイトでも引き受けざるを得ない。確かに先学期は、宿題に追われ、24時間あっても足りないん毎日だった。怒った時、やたらに買い込むこともあるし、寂しくて泣きたいこともあるし。正真正銘の留学生活だ。しかし、勉強が大事だからといって、勉強さえしていれば言いと言うものではないと思う。「安定は恋を殺し、不安は恋をかきたてる。』と言うことわざがありますが、『安定は勇気を殺し、勇気を奮い起こる。』と思う。つまり、苦しい時があるこそ、早く成長できると思う。また、人間にとって一番大切な友情も感じさせた。だから、私はやっぱり幸せだと思う。
月日が経つにつれて、先学期のいやなことが忘れてしまったが、助けてくれる人が忘れられない。たとえその時だれもたすけてくれないなら、もう一人でがんばるしかないだろう。
まず、先生へ
いろいろお世話になりまして、感謝に耐えません。敬語は私にとって、本当に問題だ。何時も敬語を使わず、乱暴な言葉を使って、申し訳ございません。m(_ _)m
チュンさんへ
私は何時も口にはふたがないから、よく言葉の使い方で傷をつけさせるかもしれない。すみませんでした。
他の友達へ
落ち込んでいた時、皆さんの優しい一言がどれほど楽しかったことか。本当に有難うございます。今学期またよろしく。
これまでに、多くの困難を乗り越えて、皆様は私と一緒に今以上に自分を磨いて魅力ある人間になるように頑張りましょう。
最後、私の親友たちは今学期フィンランドへ行った(少し寂しいけど)。彼たちが見えないけど、心からいいことが一杯あるように祈る。

Thursday, January 24, 2008

強迫観念

今日は、皆さん。今日は『トレバーの冒険』という話が続きます。先学期に起こったことは覚えていなければ前のブログも再び読めるけど、多分必要はないと思います。この内容から必要な部分思い出せるからと思うんです。そして前の話を読んでいないと思うニックさんは、ま、何とか分かるでしょう。それと主人公のトレバーと同じように前に何が起こったか分からないままで読むことは面白いかもしれません。

「その月曜日、本当に何もなかったか。」

「なかった。」

「日本語の授業で通常じゃない事しなかったか。」

「しなかった。」

「学園とかその近くに大したイベントとか。。。」

「。。。もなかった。いいか。寝ちゃうほど普通の月曜日だった。余にもつまらなくて覚えないほうがいいかもしれない。じゃ、この宿題にそろそろ戻ってもらえないか。」

その月曜日の二週間後だった。トレバーが級友のシェーファー君と自分の部屋で日本語の宿題をしていた。しかし、この会話で分かるとおり、トレバーは宿題にフォーカス出来なかった。

「でも、確かに僕が日本語の授業に出なかったね。」

シェーファー君がトレバーを睨んだ。シェーファー君は発端からこの話どうでもいいと思っていた。シェーファー君は毎度、毎度、トレバーが月曜日の「げ~」と発音した瞬間に飽きてしまった。シェーファー君はその馬鹿な月曜日について話し続ければ何かを殴るしかないと思っていた。シェーファー君は宿題を終わらせて他の事をしたかった。でも、宿題を終わらせるために、シェーファー君にはトレバーが必要だった。

「そうだな」と偉そうに言い返した。「いい子振りのトレバーが授業に来ない何って、驚天動地だな。でもそれだけでは覚える価値がある日じゃないぞ。ほら、この宿題しきろうよ。」

いい子振りと言われて少し恥ずかしくなって、トレバーが宿題の事に戻った。しかし、シェーファー君が言うようにその月曜日を完全に忘れる事が出来なかった。なぜかと言うと、トレバーは説明できなかったが、なんとなくその日に随分大した事があったと思っていた。そしてその大した事を発見しなければならないという物凄い動機がどこかから頭の中に入ったようだったから、他の事を考える事が段々難しくなってきていた。日本語の授業でぼんやりする事が多くなって有留先生にいじめられるようになっていたが、その結果はなかった。それさえあれば生活が難しくなるはずだが、その上に悩んでいる事はなくなった月曜日だけではなかった。

「あの」トレバーが設問の答えを書きながら言いよどんだ。「フリードマン君、最近見たか。」

「えっ。フリードマン君か。」シェーファー君の鉛筆は止まらなかった。「見てないけど、まぁ、同じ授業とってないからあまり見るはずがないからね」と全然気にせずに答えた。

そのとおりだった。トレバーもフリードマン君と同じ授業一つもとっていなかったから、通常に見る機会はほとんどなかった。しかし、その月曜日からフリードマン君に一度も会ったことがなかったということが気になっていた。それが十分の証拠に足りないと分かりながら、トレバーはなんとなくフリードマン君がもうワシントン大学にいないという事を何の疑いもなく知っていた。でも、それはその空白な月曜日に何の関係があったか分からなかった。

「もう、何じゃこりゃ。」シェーファー君のイライラした声がトレバーの考えを中断した。「オイ、この漢字、一体何の意味か、知ってる。」

トレバーは宿題を見た。物凄く複雑な文字があった。ストローク五十以上あるはずだった。「あ、それはね」とトレバーが平気に言った。「龍の飛んでいる姿という意味だ。タイトと読む。」

「へ~。どうしてそういうものに一つの漢字があんの。」シェーファー君が少し疑う目でトレバーを見た。「そして、どうしてお前がそれを知ってるか。」

トレバーは知らなかった。「覚えてない」と簡単に答えたが、深く考えるとそれを知るはずもなくて確かに調べた事はなかった。その不安な思いから離れるために「宿題、終わらせよう」と言った。

半時間ぐらい後でシェーファー君が家に帰った。それからトレバーがコンピュータに電気をつけた。実は、もう一つの精神を完全に制圧するほど気になったことがあったが、笑われないためにシェーファー君に一言も喋らなかった。その最後の謎は女性だった。アレックサンドラ・メンデル。そういう名前がある人に絶対一度も会っていないと知っていたが、空白な月曜日が提出日だった宿題に、つまり、トレバーが書く事を全然覚えていない宿題にその名前が研究助手として現れた。そしてその人を見つけたら、この不思議な事全部理解できるという気持ちがした。だから、トレバーが全力で、時々宿題を無視しても、その人を探していた。

しかし、そこまでは成功がなかった。直ぐにワシントン大学にそんな名前がある人はいないということが分かった。少し探した後で、「メンデル」という姓がある人さえいない事も分かった。ついに、セントルイス電話帳でその姓を探した。その人は必ずセントルイスにいるわけはなかったが、トレバーはただ宿題の研究にそれより遠く行くはずはないと思って調べた。支離滅裂な謎の解決に論理的に考える事は無理かもしれなかったが、まず、セントルイス電話帳で始めた。それで名前四つ見つけた。ジョージ・メンデル。ジョン・メンデル。アイザック・メンデル。ポール・メンデル。トレバーがその人の家に行くことに決めた。馬鹿な事かもしれなかったけど、行かなければ日本語の授業の成績が段々悪くなって有留先生から考えたくない酷い罰を受けるはずだったから行かなくてはならなかった。


続きを楽しみにしてください。

Tuesday, January 22, 2008

ワンダフルライフ

皆さん! 今日は、
皆さんも知ってるように、週末に、私とロレン-スさんだけ、「ワンダフル.ライフ」DVDを見るようになりました。確かに、この映画は、韓国には公開されたことはありませんが、日本の映画に関心がある人々の間では、かなり有名な映画なんです。その映画の評判をみると、やはりいい言葉ばかりでした。ポストから、場面ごとにきれいだな~という人もいるし、懐かしくて幸せな記憶の意味をもう一度考える機会をくれて、本当にいい映画だともいえる。(それはそうですね。。。)自分が回りのことについてどんどん無感動になっていく、今の社会や生活にあまり感動が感じられない、と思った経験がある人なら、このような映画を見るのは、意味もあるし、一度推薦する価値があるものだ~といろいろで評価されてるんです。


私は、今日の授業の時、このように話をしたら良かったかな。。。と今、後悔しています。先生にも心配を掛けたかもしれないし、他の友だちの映画感想にも邪魔になったかも知れませんので。。。皆さん、すみませんでした。自由に映画を感想して、いろんな話を聞いていただきたいです。

人の感情というのは、複雑すぎるものですので。。。今日のように、正直に言うのが困る場合いは、日本人の体表的な対話の技術だと言われる、“建前の答え”を使った方が良かったでしょう。。。 私にはあまりにもいい映画ではありませんでしたが、私は、有留先生と他の友だちの幸せな感想についてのディスカッションを幸せに待っています~^^*

Monday, January 21, 2008

スウェーデンの第一印象

飛行機で飛んで来た時、最初にびっくりしたのは雪をいただいた木の多さと家の少なさです。何処を見ても水があります…海または池。当たり前ですけど、冬の時期なので寒いです。ストックホルムでは、日の出は9時ぐらいで、3時からもう暗くなっています。

ニシンは非常に人気です。前菜でディルやクリームソースで味付けたニシンの盛り合わせをよく食べました。



スーパーでは缶詰のニシンやイワシ、キャビア、スモークサーモンの部が広いですが、生魚の種類がそんなにないです。スウェーデン人の話によると、スウェーデン人は魚が好きですけど、主な食事は肉です。

スウェーデン人はじゃが芋に熱狂しています。殆どの食事はじゃが芋付きみたい。ストックホルムにあるトラナンという美味しいスウェーデン料理屋で、サイドディッシュでもらったじゃが芋は一人の人間が食べる筈ないほどの量でした。

下の写真がシビーラという現地のファーストフードのスウェーデン風ミートボールセットランチとサーモンバーガーセットです。(言った通りじゃが芋が多いですね。)



私はクリスマス前に着いたので、スウェーデンの独特のクリスマスの習慣を楽しめました。次回、スウェーデン風のクリスマスを紹介します。お楽しみに!