Sunday, January 27, 2008

もう一度

この週末は一月とは思えない馬鹿陽気だったけど、みんなは散歩でもしてみたのかな?少しのんびりする時間があったかな?私はといえば、やらなければならない仕事が結構あって、実はあまり休めなかった。「先生は休みが多くていいでしょう」とか言われる。まあ、確かに外の仕事に比べれば休みは多い。サラリーマンをしていたときを考えれば、まさに夢のようだ。でも、休みが多い分、学期中は土日と言えども、ゆっくり休めることなどほとんどない。いったん学期が始まってしまうと、学期末までノンストップの全力疾走なのだ。学生の宿題の採点や教材作り、スケジュールの調整にいろいろな書類作りと、本当に次から次へと仕事がある。学期中は休みがないということを考えると、トータルでは、そんなに休みは多くないことになっちゃったりして…。え?なになに?学生も大変だって?馬鹿を言ってはいけません。学生が勉強で忙しいのは当たり前です。それに、卒業してしまえば、土日は休める仕事に就けるでしょう。文句を言うのは筋違いってもんです。あれあれ、話が変な方向に行ってしまったな。

まあ、そんなわけで、結構忙しい土日だったんだけど、ジムにだけはきちんと行った。ジム通いを始めたのは一昨年前からだ。アメリカに渡ってきて以来、ズボンのサイズがコンスタントにアップしてきて、これはいい加減まずいのではないかと思い始めたのだ。毎朝体重を量ったり、どれだけ体型が変わってきたかを知るために月に一度写真を撮ったりして、楽しみながらこつこつやっていた。その甲斐あってか、去年の春休みごろには、体重は、アメリカに渡ってきた96年の夏と同じレベルまでになっていた。久しぶりにオフィスを訪ねてくれた卒業生に「先生痩せましたねぇ」と言われ、「やればできるんだなあ」と嬉しくなり、ますますジム通いに精が出た。ちょうどそのときだった。思わぬ病気(命にかかわるものではなかったけどね)をして手術をしなければならなくなったのだ。これにはまいった。せっかくここまで来たのに…。どうすることもできない。しばらくは休まざるを得なかった。筋肉は使わなければどんどん元に戻ってしまうし、身体を動かさなくても腹は減るので食べなければならない。「今までの苦労が水の泡じゃんか。何とか、一日も早くジムに行って身体を動かしたい」と焦る気持ちがあった。でも、始めのうちこそ、早くジムに復帰したいとうずうずしていたのだが、だんだんそんな気持ちも薄れていき、医者にもう大丈夫だよと言われたころには、それまでの熱が冷めてしまっているのに気づいた。「オーケー、じゃ、ジムに行ってみるか」とは思うのだが、ちょうどそのころは夏の授業の最中で仕事も忙しく、ついつい、「明日から頑張ろう」となり、それが「来週から!」になり、「来月から!」になりして、ついに2007年も終わってしまった。体重計に乗ることもなくなり、腹回りには落としたはずのものがしっかりと戻ってきているのを感じるようになった。トホホ…。

一度休んでしまうとだめなんだなあとつくづく思った。なんだか、自分の弱さを改めて思い知らされた気がして情けなかった。医者にもう大丈夫だと言われたら履こうと思って買っておいた新品のシューズを見るにつけ「ああ、俺はこのままデブ街道を歩いていくのか」と思ったりした。だが、どうしたものか先週ふと、「もう一度始めればいいだけじゃんか」と至極当たり前のことに気がついたのだ。それほど情けないと思う必要もないじゃんかと。自分自身の健康のためにやっていることなのだ。誰かに説明をしなければいけないこともない。ちょっと休んだけど、また頑張りますでいいだろう。と言うわけで、先週からまたジム通いを始めた。体重も毎日量っている。徐々にペースもつかめてきた感じだ。まあ、1週間では効果は見えないが、気分はいい。頑張れそうな気がしてきた。みんな、俺はやるぜ。なんちゃって。

6 comments:

mizube said...

このブログのおかげで、少し運動したくなりました。健康的な2008年を!

Wordsman said...

この週末にはジム通いが出来なかったけど、図書館通いはよくしたから少し運動できました。

あみのっち said...

運動が再開できたみたいで、何よりです~。
462ブログの皆さんはご存じないでしょうが、aridome先生は高校生くらいまではホントにガリガリだったんですよ。ところが大学に入学し、社会人になり、アメリカに渡り……という中で、面白いように膨らんで行ったのでした。(つまりはデブ)
すごかったなあ、あのほっぺたの肉。

いっぽう、子どもの頃太っていて、兄にさんざん「大根足」とか「ぶた」とか言われていた私は、13歳の頃の体重をキープしています。フフン♪
第一、ヘルスケアライターが太っていちゃ、説得力がないもんね。

今回のエントリは突っ込みどころ満載で、
>学生が勉強で忙しいのは当たり前です。
にもコメントしたかったのですが、またの機会に。それはともかく、自分のペースで運動を続けてくださいね。気長に続ける。ストイックにやらない。これこそがコツでっせ。

Lawrence said...

>ついつい、「明日から頑張ろう」となり、それが「来週から!」になり、「来月から!」になりして、ついに2007年も終わってしまった。
という事はよ〜く分かりますね。本当に。

ところで、あみのっちさんと先生との揶揄は面白いですね。そういう事を先生にあえて言う学生は誰もいないと思います。もし、いるなら、チュンさんでしょね。笑

Anonymous said...

今朝、家を出る前に有留先生のブログを読みました。そして、授業後にコープランド先生への用事を済ませ帰ろうとしたら、廊下の奥にある有留先生のオフィスのドアの隙間から、先生がいつも羽織っている上着がイスに掛けてあるのが見え、先生にも挨拶して帰ろうと思いドアをノックすると、マーカス先生しかいませんでした。彼女曰く「有留先生は、今ジムに行ってますよ」とのこと。先生の意気込みに、とても感動しました!
しかし、このペースだと今学期が終わる頃には、先生が間違いなく「超マッチョマン」になっているから、彼の怒りに触れる様なことを絶対にしてはならないと思わされました。(さもなければ、痛い目に遭うかもしれないので(^.^;))。私もそろそろ「幸せ太り」という恐怖に襲われそうなので、有留先生みたいに運動し始めなきゃ!良い模範を示して下さり、ありがとうございます!

明君 said...

私も運動をしなければならないんです。ここにきった後、体重は増える一方です。
でも、言うことが簡単ですが、実行するのはやっぱり^-^