Monday, March 31, 2008

音楽+映画: 『御法度』

先週、デニスさんが『トニー滝谷』という映画を紹介してくれたブログのコメントで、カバロさんがサウンドトラックの担当は坂本隆一だったと指摘してくれました。私は最近繰り返し見ている『御法度』という映画のサントラの担当も坂本氏だったので、それをはじめとして、今後数週間のエントリーでは「音楽を上手に使っている映画」について書こうかなと思っています。

『御法度』の粗筋:

舞台は1865年の京都です。加納惣三という美男が剣の腕で新撰組に入ろうとしている多くの志願者から選抜されます。加納君の他に入隊する者は田代彪という下級武士だけです。入隊早々、田代君から続けて、色んな男が加納君に言い寄って来ます。流れている噂を聞く副長の土方歳三が既存の秩序は脅かされる恐れがあると悩みます。加納君を口説こうとした隊士湯沢次郎が誰かによって殺されたら、当然の不安であるように見えます...

この音楽はこの映画にぴったりだと思います。加納惣三郎のように不気味に綺麗ですし、最初の鐘の音とずっと聞こえる時計のチクタクという音は性と死の題を微妙に示唆します。

* * *

下のシーンでは土方さんが加納君と田代君が「出来ている」かどうかを確かめようとしています。このシーンの直前に、土方さんは自らそれぞれと戦って、やっぱり「田代は加納惣三郎より一段は落ちる」と判断します。そして加納君と田代君を立ち合わせます:

土方さんが加納君のわざとらしい負け方を見て、「こいつら、出来たな」という結論に達しますが、本当にその通りですか。音痴の私は音楽をあまり詳しく分析できないが、渦巻きのように聞こえる弦楽器とだんだん強めるテーマは別の事実を反映していると思います。この映画の面白いところは色んな解釈が可能ですが、坂本氏の音楽的な手掛かりが理解するための大事なヒントを与えると思います。

* * *

ボーナスビデオ:

ところで、大島監督の情報を探す時に、このテレビ番組を見つけました。全く『御法度』に関係がないですが、面白い「アメリカ人から見た日本の映像」がありますので、皆さんに見せたかったです。

Sunday, March 30, 2008

オープニングデー

今年のすごく寒かった冬が終わったというのは一つの意味しか持っていません:野球のシーズンスタートです!野球のシーズンってローレンスの一番好きな季節だから、今週から幸福に暮らすようになります。

明日はやっとカージナルスのオープニングホーム対戦で〜す!天気予報によると雨が降るそうですが、もうチケットを持っていますので雨が降ってもローレンスは必ず行きますよ。「おまえの馬鹿はどうにもならないなぁ」って彼女に言われたくらい、熱狂のファンでしょうがないからですね。

皆さんはセントルイスの新しいブッシュスタシアムへ行った事はありますか?元のブッシュスタジアムは?両方もすっごく奇麗だと思います!







元のブッシュスタジアム(上の2枚)の最終シーズンは2005年で新しいブッシュスタジアム(下の2枚)のオープニングシーズンの2006年にカージナルスがワールドシリーズを勝っちゃいました。(中の2枚の写真は建造中)

実は、ローレンスのような熱狂のファンはセントルイスで全然珍しくないです!カージナルスのファン達は常々「野球の一番のファン達」と呼ばれるんです。対戦に行くと、ファン達はただ見るだけじゃなくて、選手達と一緒に参加するってように思うからです。

カージナルス対戦を見に行くチャンスがあれば、是非行ってください(それから、僕を誘ってくださいね)!笑

Saturday, March 29, 2008

あと一息!


来週から4月だね。今学期も残すところあと4週間というところまで来てしまったわけだ。本当にはやいものだと思う。毎年思うんだけど、秋学期より春学期の方が時間の進みが速い気がする。みんなはどう思う?あれこれ、私なりに理由を考えるに、春学期は間に1週間の春休みをはさむからではないかと思う。春休みまでは、春休みを目標に「もうちょっとでお休みだ」とがんばれるし、春休みの後は、「さあ、後半戦は6週間だけだ!」と自分を盛り上げていける。それに比べ秋学期は、感謝祭のお休みまで休みらしい休みがなく、そこにたどり着くまでがものすごく長く感じる。感謝祭にたどり着けば、もう冬休みはすぐそこなのだが、如何せんそれまでが長いのだ。つまり、春学期では春休みがいい区切りになってくれているようなのだ。

でも、これからの4週間はそれこそ怒涛のように過ぎていくだろう。4週間と口に出していえばずいぶんあるようにも感じられるが、あっという間だ。いろいろ考えることもできないぐらいのスピードで過ぎ去っていく。まあ、速く過ぎてくれるのは、それはそれでかまわないのだが、学生にとっては、これからの4週間はやらなければならないことのテンコ盛りで、時間がいくらあっても足りないという感じだろう。特に5月に卒業を控えている学生の場合などは大変だ。トレバーさんのように卒論の口頭試問があったり、デニスさんのように卒業のためのプロジェクトがあったりと、ちょっとすごいことになる。それ以外の学生とて同じことだ。日々の課題をやっつけつつ、期末のプロジェクトに取り組む毎日なのだろう。

でも、残念ながら、講師の私が学生にしてやれることなどほとんどない。授業のペースを落としてやることなどできないし、期末プロジェクトをやめるなどということもありえない。講師の私に出来ることといえば、ただ、「あともうちょっとだから、がんばろう!」と事あるごとに声をかけるぐらいだ。実は、ここで「がんばれ!」と言うのではなく「がんばろう!」と言うところが味噌なのだ。と言うのは、期末に向けてなんだかかんだと忙しくなるのは講師のほうも同じだからだ。(ホントだよ!)大好きでやっているこの仕事も、今ぐらいの時期が一番つらい。じわじわたまってくる疲労感と花粉症に悩まされ、なかなか教案がまとまらずにいらいらするということもあるのだ。そんなときはいつも学生のことを思うようにしている。あいつらだってがんばって予習して来るんだからなと。そう思うと、ピンと背筋が伸びる気がする。

今は、焦る気持ちを抑えて、たんたんと走り続けるしかないのだ。ラストスパートのエネルギーを残しつつ、何とかペースを保って走り続けるしかない。あとたった4週間だ。お互いにがんばろう!

Friday, March 28, 2008

クッキーを作る

クッキーを作る
春休みの時、友達は「一緒に教会でクッキーを作ろう」と私を誘いました。私にとってクッキーを作るのは初めてですが、少しもためらわないすぐ友達の誘いに応じた。いうまでもなく、これは給料が貰えない自ら志願して参加することです。友達の話によると、作ったクッキーは全部子供に配り、また残ったクッキーを売って、貰えるお金が全部寄付金として慈善機関を挙げます。私はお金持ちではない、普通は慈善事業に寄付することもありません。また、このチャンスをきっかけにして、本場のアメリカのお菓子を作ってみると思っています。
あの日、朝寝を捨て、期待に胸をわくわくさせながら、目的地に行きました。着いた後、唯私が外国人のに気づきました。
皆さんはクッキーの作り方が多分よく分かりましたが、この部分の内容を省略してもいいと思います。
一番恥ずかしいのは、クッキーを作っていた時、よく調味料を入れることが忘れてしまた。友達に注意されて、これがあっとことに気づいて急いで入れたことが時時起こりました。(不味いクッキーを食べる子供は、すみません。)
一つ面白いことはアメリカでは、料理を作る道具の多様さがよく感じました。また、化学実験をするみたいに料理道具は全部目盛りがあります。これは食物中毒を防止するためにかなあ。

Thursday, March 27, 2008

大ピンチ

「へ~。そうだったのか」とシェーファー君が言った。

トレバーがシェーファー君が部屋に入った前のフリードマン君の話と前の不思議な運転手の車に乗った話を説明した後数分だった。「そんなに簡単に信じるか」とトレバーが聞いた。「絶対信じてくれないと思ったのに。」

「いや、信じられるわけないけど、一言で壁を透過することを見た後、信じられるかと信じられないかの境界が曖昧になるんじゃないか。」

「相変わらずあまり深く考えてないな」とトレバーが少しだけ笑って言った。

「深く考えれば衝突するぞ。ここでまがるんだったっけ。」

「うん。右へ」とトレバーが言って、シェーファー君がタイヤをキーッと鳴らして右へまがった。トレバーが窓から後ろを見た。まだ誰かが追っているという気配はしなかったが、その不気味な二人は逃すはずはないと思った。

「でも、フリードマン君はお前を殺したいとは信じにくいな。どうしてだったっけ。」

「そこまで説明してくれなかった」とトレバーがちょっとイライラして答えた。「多分そのほかの人に命令されたかな。」説明は中々来てくれない状態にトレバーは自分から想像するしかなかった。

「じゃ、どうしてその人はお前を殺したいのか。」

「それは。。。想像つかないな」とトレバーが言いよどんだ。アレックサンドラ・メンデルに何かの関係があると思ったけど、そこまではシェーファー君には言いたくなかった。

シェーファー君が笑った。「そっちの母の悪口したのか、それとも。。。」

裂け」雷のような声が鳴った。

「酒」とシェーファー君が期待して聞いた。

「。。。じゃないよ。車を止めろ。」

シェーファー君が急ブレーキを踏んで、直ぐ前で道が大きく裂けた。「出ろ」という声がして、車から出るしかなかった。

不思議な運転手とフリードマン君が車から数メートルの距離を置いて立っていた。「」とフリードマン君が言って、車が急に炎を上げて燃えた。

「バカやろう」とシェーファー君が叫んだ。「ぶっ殺してやる。」

「ふふふ」とフリードマン君が笑った。「ソンナ車のために誰かを殺すなんて。」

シェーファー君は殴ろうとしたが、不思議な運転手が「倒れ」と言って、シェーファー君もトレバーもガンと地面まで倒れて動けなくなった。「お前とは用事がない」と運転手が真面目な声で言った。「必要なものを拾った後で処分する。そこまで黙ったいな。」ゆっくりトレバー達のところへ歩き始めた。

「これは。。。ちょっとヤベエ。。。かもしれないな」とシェーファー君が言った。

「うん」とトレバーが言った。もう一度言葉の力に頼ると思ったが、その状況に何を言うべきか思いつかなかった。

「だったら解放しろ。」

「エッ。何を」とトレバーが聞いた。

「何の話」とシェーファー君が聞いた。

「お前が言ったんじゃない、解放しろって。」

「俺は何も言ってないよ。」

「解放するしかないから速く。」

トレバーが少し考えた。シェーファー君の声じゃなかった。「じゃ、お前が解放するしかないとも言わなかったわけか。」

「言ってないけど、何か解放できるものがあれば、今のうちじゃなきゃ。」

そういうものなんかないとトレバーが思った。しかし意外にシェーファー君の言うとおりだった。速く何かしないと始末になる。石橋を叩かずに渡るような行動はいつか大きい問題になると思ったが、もう一回何の結果になるか知らず「解放」と叫んだ。

前と同じように意識を失った。その後でシェーファー君に揺すり起こされた。眩暈に立って、自分とフリードマン君立ちの間で誰かが立っていることを見た。

「今までちゃんと紹介してはいないね」と女の声が言った。振り返ってトレバーを見てニヤニヤした。トレバーは何となく少し落ち着いた。「アレックサンドラ・メンデルです。謎さんと呼んでください。」


続きを楽しみにしてください

Tuesday, March 25, 2008

もう寂しくない~^^;;

皆さん、今晩は。
今日も妖怪の話を書こうと思いましたが。。。すみません、また、次に~~^^;;; 今日は、ただつまらないものですが、私には嬉しくて面白い友たちが新しく出来たので、この話をします。

皆さんは、家に戻ったら、家族とか、友たちとか、それではなければ、テレビでもあるはずですが、私の家には、何もないです。三階に住んでいる人が作る、ぎしぎし?みしみし?そのような音しか聞こえないです。

皆さんも知ってるように、いつも私が図書館で住むようになった、一つの理由も実は勉強ではありません。家に誰も何もないので、静か過ぎて自分だけしかいないのが、ずっ~と感じられるのがすごく嫌なので、それで仕方がなく、疲れても雨にも雪でも家にはあまり泊まらないように決まってのです。

でも、今日私にもテレビが出来ました。前からテレビを買いたいな~と思いましたが、お金も惜しくて、買いに行くのも、運ぶことも車がないので、面倒くさいでやめたのに。。。
今は、図書館ではなく家にいますが、テレビを見ながらブログを書きながらして、本当に嬉しいです。まだ、ケーブルを申請しなかったので、テレビはきれいに見えませんが、それでも十分です。私のためにテレビを探して、家まで持ってくれた。。。友たちの心づかいが感じられ本当に幸せです。テレビを買おうと思ったお金で友たちと美味しい寿司と刺身を食べに行く予定です~~^^*

テレビの天気予報によると、今週は少し寒そうですので、皆さん、気をつけてください。
先生も、今週はお体を大事にしてください。土曜日までは、50度くらいで寒そうですが、日曜日には64度で暖かくなるそうです。

皆さん、お休みなさい~~^^*

Monday, March 24, 2008

スウェーデンの(本当の)最終エントリー

先週、先生がスウェーデンに関してのレポートをもう一つ頼んでくれたので、そのお願いに応えて今回ボーナスエントリを書きます。

先ず、先週のアイス・ホテルの質問を答えます。氷の部屋でぐっすり眠る確率が低いと思います。ベッドは氷の塊でできているので硬いです。毛布はトナカイの皮だから臭いです。殆どの宿泊客が一日目だけ氷の部屋に泊まって、残りの滞在は普通の部屋で泊まります。

泊まってみる人は朝の8時に起こされて、暖かいリンゴンベリージュースと宿泊証明書をもらいます。それだけの価値があるかどうかの判断はお任せします。

アイス・バーのコックテールは氷のグラスで注文出来ます。リンゴンベリー・ウオッカはお勧めです。(お酒が入っていない飲み物は直ぐ凍ってしまうそうです。)

じゃ、本文に続きます。

アイス・ホテルに訪れた翌日に、トナカイツアーに行きました。(格好いいレンタル服は価格に含まれました)。


最初にトナカイをを投げ縄で捕らえないとダメでした。トナカイは年をとったくせにつかみにくかった。(というよりも、投げる人が下手でした。)


4匹をつかんだ後、一人ずつトナカイそりに乗って400メートルのコースを一周しました。トナカイは結構好きなようにしました。督励しても、手綱を引いてもマイペースで走りました。私のトナカイは必死に走ったが、ゴールの30メートル前に突然止まって、草を食べ始めました。

乗った後、サーミ民族のテントに入って、サーミの「昼食」を食べました。下の写真の金髪の男はサーミのツアーガイドでした。


これはサーミの昼食です。フラットブレードにトナカイ肉とリンゴンベリー。


最後に、ソフィアというサーミ民族の歌手を紹介したいです。彼女は伝統的な「ヨイク」(のど歌)と現代のポップを混ぜた歌を歌います。


Sunday, March 23, 2008

孤独感:村上春樹の外の小説

今日のエントリーは多分短くなるけど、すみません。『午後の最後の芝生』で孤独感の雰囲気が強いって話がありましたね。そういう雰囲気が村上春樹の特徴だと思います。翻訳の授業でもう一つ村上の短編小説を翻訳してますが、そこでも孤独感が物凄く高いです。『青が消える』という短編小説は以下の短歌に基づいて、ガールフレンドとの喧嘩別れについての話です。

白鳥は
哀しからずや
空の青
海のあをにも
染まずただよふ
(若山牧水、1885年〜1928年)

村上春樹はやはりこの短歌に感動して、その感情を表すために、『青が消える』を書いたんじゃないだろうと思います。それから、この二つの短編小説だけじゃなく、村上の全ての小説で孤独感が強いですよね。自分の好きな『トニー滝谷』という小説も全く同じです。『トニー滝谷』は映画化されたものもありますが、したの予告編を見てみてください。



勿論、寂しい話なんだけど、村上はその孤独感を完璧に描写出来るので、素晴らしい作家だと思います。ま、いっか。村上についての話はもう嫌になったかもしれないから、ここまでにしたらいいでしょう。でも、『トニー滝谷』はなかなか良い映画だと思うので、興味があれば見てみてくださいね。

さてさて、数週間前に紹介した川名由紀という東京に住んでいるギタリスト(去年に出来た友人)はライブをやったりするために4月末にセントルイスに来るって事になりました!授業か金曜会かに訪ねられるといいでしょう!本当に嬉しいです。楽しみにしています。

Saturday, March 22, 2008

『午後の最後の芝生』

木曜日の村上の『午後の最後の芝生』の討論を聞いていて、なんと言うか、一言で言えば、ものすごくうれしくなった。みんな若くて、至極まっとうで、一生懸命前を向いてしっかり歩いているんだなあと思ったからだ。「このままでは、未来はいったいどうなってしまうのだろう」などという不安な声をよく耳にするけど、みんなのような若者がいるかぎり、世界はまだまだ大丈夫だと思った。まあ、ちょっと大げさだけどね。

「根無し草」のような「僕」の様子にいらだち、この短編が何を言いたいのか分からないと憤り、こんなことを繰り返し書いている村上の小説が売れるという現象に首をかしげ、ちょっと物珍しかったからだけだと言い切った皆の「まっとうさ」に本当に感動した。「珍しいはずさ、だってこれだけつまらなければ誰も真似したくはないだろう」と断じたトレバーさんには「村上何するものぞ!」という物書きを志した者の心意気を感じた。それからもちろん、アンチ村上一色の雰囲気の中、ただ一人「村上の小説は嫌いじゃないぜ。うまく説明は出来ないけど、実際共感できることあるし」とひるむことなく言ってのけたデニスさんも立派だった。

それにひきかえ、みんなぐらいの頃の私は、もうお話にならないぐらいいい加減だった。(「私がみんなぐらいのとき」はなどと言うと、なんだかものすごく風格のある長老が若者を集めて話をするような感じになってしまうので、まだまだ頼りない43の大学講師には全然似つかわしくないだが。)とにかくとんでもなくいい加減なだめ学生だったのだ。大学の授業には全然行かなかったので、レポートの宿題が課されたことすら知らずに、友達から教えてもらうなどということはざらだったし、試験前には友だちのノートをコピーさせてもらってしのぐという有様だった。うちの大学にはこんな学生、まずいないと思うし、いたとすれば、放校処分だろう。(あみのっちさんはこの辺の事情をよく知っていると思うのだが、あんまりばらさないように。先生辞めなきゃならなくなっちゃうからね。)

不思議に思うだろうが、こんな怠惰な学生もその内面はとても苦しかった。授業に出なくてはならないのに出られないのを情けなく思う自分、出たとしてももはや少しも興味の感じられない授業。級友達や教授達の目には、まさにマイケルさんの言う「浮草」のように見えたことだろうが、その実、焦燥感に駆られていた。「今の自分は本当の自分ではない。今の自分ではない何者かになりたいのだ」と常にじりじりしていた。「ここではないどこかへ。この自分でない自分へ」という思い。でも、いったいどこから始めればいいのか、どうすればいいのか、まったく手がかりがつかめない感じだった。

あの頃の私がこの短編を読んだなら、きっと「僕」をうらやましく思ったのではないか。「僕」のように無責任な「根無し草」になれたらどんなにかいいだろうと。友達も別にいなくてもかまわない。面倒くさいことは全部パス。誰にも何も求めない代わりに誰にも何も求められたくない。そんな風に、「今の自分ではない自分に、ここではないどこかへ」という声を一切シャットアウトできたらどんなにいいだろうと思ったのではないかと思うのだ。

久しぶりに顔を出した学校で、「あ、世捨て人、久しぶり」と言われたことがあった。痛烈に、自分はどこにも属していないんだと感じた。「自分は誰なんだろう。自分はどこへ行こうとしているんだろう。」どこにも居場所のない情けなさを突きつけられた思いだった。そんな怠惰なだめ学生にとって、唯一張り合いのあることが塾でのアルバイトだった。自分の学校にもきちんと通えない者が先生をやると言うのだからお笑いなのだが、私はものすごい勤勉さでこの仕事をこなしていった。われながらいい先生ということになっていて、塾の経営者や生徒の父兄にも感謝されていたし、就職が決まって仕事を辞めるときには、なんと退職金までもらったのだった。あの頃の私にとって唯一確かだったことと言えば、「きちんと塾での授業をこなす」ことだった。「僕」にとって唯一確かだったことが「きちんと芝を刈る」ことだったように

Thursday, March 20, 2008

奈良美智さんの絵と村上の小説




昨日の授業で、村上の小説に対する評価がどうして高いのか色々討論しました。
確かに、小説のプロットは大変込み入っていないと思っていますが、ただ作家が描写される文章のニュアンスによって様々な感じが浮かび上がりますが、決して映画のようにはっきり目に見える具体的なものではないと思っています。

また、読者によって、感じられるイメージも様々ですが、しかし皆さんが言ったように、主人公は何時も友達に離れて、人づきあいをしたがらないみたいです。

後は奈良美智さんの絵と対照して、両方とも寂しい雰囲気を作り出しています。奈良美智さんの代表的な作品は大きな頭がある女の子(恥ずかしいけど、日本の名前は知りません)。
始めとき、是非HELLO KITTYのように可愛すぎる女の子だという先入観がありますがら、本当にびっくりしました。

つりあがった冷たい目、微笑みもない、しかし人の心を見通すように目がなんか寂しい気持ちを伝えるようです。

段々この醜い女の子が好きになってしまう。日本語でよく言えないけど、多分自分の気持ちがよく伝えるせいです。

不思議なことですが、村上の小説を読むと、そういう感じも出てきます。人が何時も孤独感に縛られますが、どんなに努力しても、理解してくれないこともあります。だから、この絵と村上さんの小説が極めて高い評価をもらえると思っています。

まあ、この絵を見てください。

逃避

トレバーは深呼吸した。パニックになりたくなかったがもうパニックになってしょうがないところに入った気がした。自分の部屋にいるのに、友達のはずのフリードマン君と話していたのに、何とか生き残るか死ぬかという状態になってしまった。授業をサボる天罰かとトレバーが思った。

「乗りたくないと言ったら」と躊躇して聞いた。

「無理やり乗らせるに決まってるんじゃない」とフリードマン君は笑いながら説明してくれた。

「まあ、悪派だからね」とトレバーの声が次第に消えた。車で絶対行きたくないところへ連れる覚悟をした。

突然声が聞こえた。「オ~イ、トレバー君」とシェーファー君が呼んだ。悪人達もトレバーも何かできる前に部屋に入ってしまった。「あのな、お前がそのお礼のビールはまだ買ってくれないと思い出してさ。。。」

そこできって、シェーファー君がドンドン色々なことに気がついた。まず、トレバーの部屋にトレバー以外二人がいたことに気がついた。そしてその二人の中の一人はフリードマン君のことに気がついた。最後にはその二人どもは悪意を持つ顔をしていたことに気がついてしまった。

「オッス」とシェーファー君が言った。それ以外何を言うべきか分からなかった。

シェーファー君の登場に捕らえる人達の気が散らされている間トレバーは馬鹿げた計画を考え出した。こっそり机からボールペンを取った。それが自分の立てた計画だとはトレバーは信じられなかった。自分にそんな計画を考え出す能力がないと思ったからだ。

フリードマン君と不思議な運転手がシェーファー君をじろじろ見ているうちプリンターの紙を一枚とって、「」という文字を書いた。そして急に不思議な運転手を肘で押し退けてシェーファー君の手首を掴んで紙を壁に叩き付けた。「逃げる」と自分らしくない声で叫んだ。

一瞬に壁が水のように透過できるようになった。トレバーが速くシェーファー君を引き回して壁を通してビルの外に出た。一瞬後壁がもとに戻った。

「あのう。。。お前、何をした」とシェーファー君が疑い深く聞いた。

「分からない」とトレバーが答えた。少しむかついた。ここまで来たのにまだ何も分からないと思った。

「いや、本気で聞いてるぞ。何をした」とシェーファー君が繰り返して言った。

「分からないってば」とトレバーが腹を立てて返事した。多分そこから何回か繰り返すはずだったが、その時に直前透過した壁が粉々に崩れた。

「逃げよう」とトレバーが言って走り出した。

シェーふぁー君が渋々トレバーを追った。「一つだけ聞かせてよ。フリードマン君達、お前と同じ事できるか。」

「うん。」

「だから逃せると思うかい。」

トレバーがまだ持っている紙を取り上げた。「これで助かる」と言った。「かもしれない。」

「あ、安心したな」とシェーファー君が皮肉っぽく言った。「紙一枚に助けられるなんて。」

「紙一枚にも力があるよ」とトレバーがまた自分らしくない声で言った。紙をじっと見つめて、もう一度「逃げる」と言った。唐突に足が速まった。

シェーファー君が笑いかけた。「中々やるじゃない。」

トレバーは何も言わなかった。まだ自分がやっている気はしなかった。

一分後駐車場に着いた。「オイ」とシェーファー君が車に乗りながら言った。「行き先は。」

「米国中西部中央言霊研究所。」

「えっ。何それ。」

「前の探検の第三所。」

「それを覚えてるはずか。」

「僕は覚えてるよ」とトレバーがシートベルトを締めながら言った。「と思う。」


続きを楽しみにしてください

Tuesday, March 18, 2008

トトロ生んだ環境守る:日本人のトトロへの愛情

皆さんはこの「トトロの森を守る」、『トトロの故郷を守る』という暖かい名で知られた、日本人の市民運動を聞いたことがありますか?

韓国人は日本についての感心は非常に高いですが、そうしてもあまりよい感情は持っていないと言えます。でも、そのような韓国人も、日本人の市民意識だけは真実に高く評価しています。ゴミリサイクルや生協活動などは、本当に素晴らしい市民活動なので、韓国人はこんなことを習うために、日本を訪問する場合も多いです。

それなのに、今度は、韓国人の目の前で、日本人の自然についての愛情と市民意識をもう一度、確かに確認できた事件があり、あの時は多くの韓国のテレビ番組でこの話が刻一刻紹介されていました。

私は、只韓国のニュースを検索していたんですが、初めにひったり目に入ったのが、この「トトロの森」の話でした。皆さんはこの話をどう思いますか?

この写真は宮崎監督が『隣のトトロ』の背景にした、東京にある本当の森なんです。しかし、この森が宅地開発による破壊の危機に直面して、宮崎監督を先頭にする日本の市民たちの力で、この森を買うことが出来、公有地化でこのまま存在することが出来たという話です。


トトロの森を守るため、約7300万円というお金を集まった、森を買い、ホンページを作って市民活動を続けていくのは、すごく素晴らしいでしょう~^^*日本人のトトロへの愛情が本当に美しく見えました。トトロは、実際には目に見えないのですが、もう日本人とこの森の中で一生に生きていると思いまして、心から羨ましかったんです。

Monday, March 17, 2008

キルナ


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キルナはスウェーデンの最も北にある都市です。主な産業は鉱業だけど、私達は鉱業のツアーにはあまり興味ありませんでした。一つの目的はオーロラを見ることでした。二晩続きで市外に行って、待って見ようとしましたが、残念ながら運が悪くて見えませんでした。

もう一つの目的は近くにあるユッカスヤルビという村でアイス・ホテルに訪れることでした。この計画を問題なく遂行しました。

アイス・ホテルは名の通り氷でできたホテルです。12月になると、世界中のアーティストが集まって、70室ぐらいの氷の部屋の建設に参加します。各室は違うテーマですから、まるで氷の美術館になります。宿泊料はやっぱり高いですが、泊まっていない人は20ドルぐらいの入場料を払えば、日中に部屋を巡ることが出来ます。

説明するよりも、写真を見せたほうがいいです。(1枚の「写真」は1000の言葉に値するですね。)

私が好きな模様です。


男が好きそうな模様。


これは「日本」のテーマの部屋からの細部です。


アイス・バーもあります。


これでスウェーデン旅行日記を終わります。(来週のブログはどうしようかな...)

Sunday, March 16, 2008

ただいま

今晩は!皆さん、お休みいかがでしたか?

今学期はマイケルさんと翻訳の授業をとっていますので、特別な問題に気づきました。「いってきます」とか「いってらっしゃい」とか「ただいま」とか「おかえり(なさい)」とか、どう訳したらいいかという問題であります。おそらく英語で完璧に合う答え方がないと思います。映画などで「I'm off!」や「Have a good day」という事はあるが、普段ではない場合がいっぱいあります。

それから、日常会話で使う表現だが、含みとして話し手と聞き手の関係も表します。あるアニメで、新婚夫婦の嫁が初めて「おかえり」と夫に言ったとき、夫が狂喜したという話がありました。確かに、帰宅すると大切な人に「おかえり」と言われるのは幸福の瞬間になるんじゃないでしょうか。英語でも、初めて相手に「Welcome home」と言われたら幸せだと思うが「Welcome home」とか「Have a good day」などは誰でも、誰に言っても可笑しくない表現だと思います。「おかえり」などは逆に知らない他人に言われると変だと思います。そういうニュアンスはどう訳したらいいでしょうか?皆さんはどう思いますか?

韓国語でも中国語でも同じような問題はあるでしょうか?

Friday, March 7, 2008

第二ボタンの意味


<プロポーズ大作戦>と言うドラマを見ている時、一番気になるのは第二ボタンの意味。後は、少し調べしましたが、こういうような伝説があります。

第二ボタンが心臓に一番近いですから、心に一番近いボタンが終えると、相手の心を奪うと言われました。また、赤い線を使って第二ボタンをネックレスように首飾ると、相手の心が何時も傍に守って続けると言われます。
また、制服が学生時代ずっと身つけるものですから、制服の第二ボタンが相手の気持ちを全部集まっています。
だから、特別な意味が含まれて、制服の第二ボタンが卒業の名物になりました。
第二ボタンをねだることは告白が同じです。第二ボタンを渡すと、また深い意味があります。


しかし、第一ボタンは心の上ですから、これも深い意味があるでしょう?



先生、高校生の時、こういう経験がありますが?
そうだ、皆さん、いい春休みに

Thursday, March 6, 2008

旧友

「フリードマン君か。」

「オッス。」

その後で言うことはなかった。まだ意識を取り戻した直後だったし脳はかろうじて働いていたから上手に会話できなかった。しかし静かな七秒が経過してから頭を起動してフリードマン君の重要さを思い出せた。その月曜日の頃影も形もなくなったようだった。おそらくその月曜日に何があったか知っていた。

トレバーは聞こうとしていたが、フリードマン君がその静けさにうんざりして先に話しかけた。「久しぶりだな。」

「そうだね」とトレバーが答えた。フリードマン君が日常の会話のように話していたからトレバーは直接その月曜日の事を聞くことを躊躇った。いきなりそんな質問を聞けばフリードマン君に自分が狂っていると思われる可能性があったからだった。頭の中の反対する声がもう遅いから狂っているとは思われないようなまねをそろそろいい加減にしろと言ったが、トレバーは聞かなかった。「どこにいた、この間。やっぱりうちに帰ったか。」

フリードマン君が眉毛を上げた。「本当に分からないのかい。お前の頭の中にいた。」トレバーがしばらく唖然のまま何も言わなかったからフリードマン君は「解放してどうも」と続いた。

突然落ちたキーを頭のイグニッションにもう一度入れて回した。疼いていた頭の所為かはっきり思い出せなかったが、確かちょっと前何か馬鹿な行動をしていたのだと思った。そして解放という言葉に心当たりがあった。しかしフリードマン君の言っていたことには筋が全く通っていなかった。「僕の。。。頭の中って。」少し笑いながら「どうやってそこに入っただろう。」

フリードマン君も少しニヤニヤしたが案外ちょっと不気味な笑い方だった。「そうだったね。その日のこと全然覚えていないんだな。でも心配するな。俺はなるべく遅く説明するからお前でもいずれ分かるようになるだろう。入ったんじゃねえよ。お前が俺を入れたんじゃ。頭の中にね。」

トレバーは本当に「その日」について聞きたかったが脳の状態はまだまだだった。そしてこのフリードマン君はただの友達じゃないかもしれないと気がついてもう少し慎重になった。

「あ、今のお前には質問聞くのが大変そうだから次のを俺が答えとく。言霊の力を使って入れたんじゃ。」

そうだったねとトレバーが思った。言霊の力を試そうとしていた。何かが頭を強く叩いて、意識を失って、フリードマン君が現れた。「あの~、言葉だけでそういう力があるとは信じないけどね」とトレバーが言った。

今度フリードマン君が眉毛両方を上げた。「ふざけってんのかい。何回も目の前で見たのに。本当に何回説明しても理解できないな。言ったとおり。」

「いつ僕がそういうことを言った」とトレバーが聞いた。

「お前が言ったんじゃねえよ」とフリードマン君が答えた。しかし、誰が言ったかとも説明しなかったし、教えそうにも見えなかった。

フリードマン君はジョークが好きな人だったからこれは全部冗談だとトレバーは信じたかったが、その不気味な顔で冗談しているとは考えられなかった。「どうしてフリードマン君を頭の中に入れたか。」

「そうだね。」フリードマン君が大きく笑った。「三週間そこにいたのにお前の心理全て分かってるとは言えないけど、多分俺がお前を殺そうとしていたからだろう。」

「僕を殺したいのか」と弱々しい声で聞いた。

「ま、その時にね。」

「じゃ、どうして今僕を殺す前に説明してくれているか。B級映画の悪役か、お前。」

「ふふふ」と笑った。なぜか分からなかったがその「ふふふ」はトレバーに凄い恐怖を感じさせた。「特に説明したいわけじゃねえよな。ただ時間を稼いでいる。」手を上げて「」という文字が書かれた紙を見せた。

誰を呼んだかと聞く暇はなかった。後ろから「何が宿っていたか、ついに分かったようだね。」

その深い声の源を探しに振り返って、戸口で高級なスーツを着ていた男が立っていた。「もう一度私の車に乗ってくれないかな。」



続きを楽しみにしてください

Tuesday, March 4, 2008

大変な天気と面白い授業


韓国のソウルの私が住んでいるアーパトです。勿論、韓国も雪が降りますが、そんなに激しくありません。

今晩は、皆さん~
ブログが遅くなってすみません、すみません。。。

今日のトトロの話が出来なくてすみません。。。 セイントルイスに来た後、いろいろで大変だと思いますが、一番大変なことはここの気まぐれ天気です。勉強の大変さも一人暮らしの寂しさも、大体予想したものですが、こんな変な天気は夢にも思っていませんでした。昨日は本当にいい天気だったんですが、良い天気よりは、普通の温度より、極端に高くい変な天気でした。そんな暑さを予想できなかった私は昨日はずっ~と汗を流しながら、一日を過ごしましたが、今日は突然大雪でまた大変な一日になりました。

昨日は中間プロジェクトの第2稿や授業の準備をして朝4時になってやっと寝て、朝起きて見たら、そんな激しい雪とは。。。こんな天気に学校まで行く力もなかったんです。でも、朝8時半、アミさんは私に、授業は絶対中止しないと思うから、早く出発したほうがいいですよ、と言ってくれましたし、また、ミネソタで勉強した有留先生なら、こんな大変な天気にも楽しく授業をすると思って、やっと学校までたどり着きました。 学校まで行くのは苦しかったんですが。。。

今日の授業は、本当に面白くて、行って良かったと思いました。特に、トレバーさんの『ルイ(ヴィトン)は友を呼ぶ』という面白い表現も習ってすごく楽しかったんです。もう、一時間半だけの授業の時間が足りない感じだったんです^^;;;

しかし、授業が終わってから、家に戻るのもまた大変さの続き。。。 バースを待ってても来なかったので、転びながら歩いて家にやっと着きました後、疲れて寝てしまいました。今になって起きまして、ブログも宿題も早くしないと駄目になったんです。 その理由で今日も適当にブログを書くようになりましてすみません。皆さんは大丈夫ですか?有留先生とトレバーさんは絶対大丈夫だと思いますが。。。^^;;;

Monday, March 3, 2008

ヘマヴァン



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オーレより何百キロ北にあるヘマヴァンでまたスキーをするつもりでしたが、この区間は計画通りに進んだことがあまりなかったです。

まず、ヘマヴァンにあるスキーリゾートは少し期待はずれでした。雪はあったけど、開いているコースは少なくて短かったです。

じゃ、クロスカントリーをしてみようかと思って、情報収集のために観光局に行きました。年末休館。

もう朝の11時になりました。まだご飯食べていなかった。しかも、この辺の日暮れは2時からなんです。シビーラで速く昼食を食べて、クロスカントリースキーが借りられる店を探しに行く計画にしました。

シビーラはゲレンデの向こう側にあって、ヘマヴァンの唯一のファストフード店です。列に並んでいるお客さんはドアから出そうほどの人数。店員が二人だけでした。注文を取ってから料理を作り始めたせいで、オーダーをもらうまで結構時間がかかりました。(ファストフードとは言ってもスローフードでしょう。)店を出たのは結局1時に近かった。日照時間はあと一時間しかない。スキーが借りられても、滑る時間がないです。

じゃ、今日は休もうか。次の日の計画は北極圏を越えたキルナという都市まで8時間運転することから、休んだほうがいいかもしれません。翌日の出発を早くするために、スーパーで朝食を買っておいて、ホステルに戻りました。

ヘマヴァンのホステルは一つの建物ではなくて、いくつかの大型キャビンでした。各キャビンには台所、シャワー、休憩室と多数の部屋がありました。私たちのキャビンに泊まっている他の客さんは皆近くの町から来た若者の一団でした。年末パーティーをするためにヘマヴァンにやって来ました。

この話はどうなるか見えてきましたか。

夜の10時まで玄関に置いた靴とビールを持ち歩いている酔っ払いが多くなりました。11時からスウェーデンの伝統的な酒宴の歌が廊下に響きました。12時ぐらいに誰かがギターを出して、騒々しくて伴奏をつけました。1時に隣のキャビンのおばあさんが文句を言いに来たから静かになったが、しばらくするとささやき声がだんだん叫び声に戻りました。2時ぐらいに団体内の喧嘩のおかげで、人数が少なくなりました。3時までに残りのメンバーが酔いつぶれたようだったから、やっと平穏になりました。

あっという間に出発時間の7時になりました。冷蔵庫においた朝ご飯を取りに行ったが、跡形もなかったです。

(゚Д゚)

さよなら、ヘマヴァン! 風景は綺麗だったけど

Sunday, March 2, 2008

オスカー

暖かくていいですね!!すっごい気持ちいいっす。


さて、先週のアカデミー賞ショー見ましたか?2007年中、自分の一番好きな映画はベストオリジナルソング賞を授かりました。「Once」というインディペンダント映画は、アイルランドの作品で、3週間だけで作った物です。

内容はただのラブストーリーじゃないです。まず、主人公の二人はどちらも名前のない者です。映画中に名前を言う事は一度もないし、タイトルバックでも名前なし、「男」と「女」しか書いていません。それから、ネタバレしたくないけど、結末は多分驚きますよ。

自分はなぜ好きなのかと考えてみれば、やはり主人公の男は歌手で、サントラは大好きだからです。

皆さんはチャンスがあれば是非見てみてください。そして、下のビデオは主人公の二人はアカデミー賞を授かった曲を歌います。どうぞ!