Monday, April 14, 2008

音楽+映画: 『花様年華』

現在メロドラマと呼ばれる映画は殆んど感情を大げさにするお涙ちょうだい映画でしょう。でも、元々の意味はメロス(歌)+ドラマ(劇)を合わせた所作劇だったそうです。ウォン・カーウァイという中国の映画監督はどっちかというと後者のようなメロドラマを作ると思います。

花様年華』の舞台は1962年の香港です。チャウ夫妻とチャン夫妻が同じ日に同じアパートの隣の部屋に引っ越して来ます。チャウ(トニー・レオの妻とチャン(マギー・チャの夫は仕事を言い訳に、あまり家にいません。でも、本当に二人は不倫の関係があるということが判明する。独りぼっちになったチャウとチャンはお互いの配偶者について話し合い、だんだん一緒に過ごす時間が増えます。二人とも浮気している人のようになりたくないので、不倫に陥ることに拒否します。

梅林茂さんのロマンチックなテーマはお互いに直接言えない気持ちを伝えますね。このテーマに加えて、ナット・キング・コールの優雅なラブソングも何度も繰り返されている。ただロマンチックなムードを作るだけではなくて、時間とともに変わる感情も表します。

下のシーンでは日本語のスーパーも英語のスーパーもないですが、音楽と俳優たちの表情を楽しんでください。(王さん、通訳をお願いします。 笑)

ボーナスビデオ:

2046』という映画は『花様年華』に次ぐウォン・カーウァイ60年代シリーズの3作目。ストリーは少し複雑ですが、映画の始めにはチャウが作家になって、『2046』という小説を書き始めます。冒頭のシーンはその小説の内容を使った劇中劇です。前提は今学期の「幸せ」と「記憶」のテーマに関係があると思います。そして、主人公がキムタクなので、皆さんに興味を持つでしょう。(笑)

(ところで、この映画も音楽を面白く使います。)

6 comments:

Anonymous said...

キムタクが主演している2046が私の中では一番面白そうですね!(他の動画は言葉がわからなかったせいかもしれませんが(^.^))今度この映画を観てみよっと!!いつもブログを通して皆さんが面白そうな映画を紹介してくださるので、最近は映画を選ぶのが楽チンです。

明君 said...

最近、映画を見るチャンスが全然ないんですが、論文大作戦中です。
日本論文は困りますね。自分なりの提案なんて、また眠らない状態になりました。

Wordsman said...

最初の映画のCMでは暗いシーンがたくさんありそうでした。それが映画の雰囲気の大切なポイントかなと思ったんですが、音楽はそんなに暗くないからどんな映画かちょっと分からないです。中国語ができればもっと分かるはずだけど。

Sohyun Chun said...

いい映画を紹介してありがとう~
この映画は、多分有留先生が大事か、また、好きになる、と思いますが、先生どうですか?

今、少し見ただけでは、内容が全部理解できないですが、一度映画の全体をみたいな思うようになりました。記憶をコントロールできるならば本当にいいな~と思う事は、人間は皆、一緒ですね~~^^;;;

Aridome said...

映画の月曜日ですね。
おもしろそうな映画ですね。音楽がいいね。でも、どうして今回はこの映画にしたのかな?

チュンさん、いい映画だとは思うけど、残念ながら私のストライクゾーンとはいえないと思います。どうして、私が好きそうだと思ったのかな?

あみのっち said...

チャイナドレス、色っぽいですねえ。ちょっと憧れです。「花様年華」って、どういう意味なんだろう? バイオリンの切ない音色が印象的です。
ウォン・カーウァイ監督の作品では、「ブエノスアイレス」がよかったなあ。「マイ・ブルーベリー・ナイツ」も近々見に行く予定です~。