Friday, May 2, 2008

皆さんと楽しかった授業、教室で^^~~

皆さん~今日は~~~^^~ 先生の写真~本当にNICE~^^~

今学期がもう終わりそうですね。。。学校の生活は私にはまだ大変ですが、そうしても学生生活の楽しみを味わいたいな~~思えば、残念ながら時間はむやみに速く行ってしまう感じです。。。
最後の授業の時間、何だか、皆さんのそのまま別れるのが寂しくて、私は皆さんの許可も貰わなくて写真を取りましたね。すみません。。。でも、私には大事な記念になると思います。

あみのっちさん~ ローレンスさんとニックさんです~~素敵でしょう~良い良い~~^^;;;
私が一番好きな、カワイイ男クラスメート、3人(トレバー、ローレンス、ニックさん、男皆^^)の中で、二人の写真です。本当にいい感じですね~~^^;;; 見るだけでも気持ちよくなりますね!!! 


そして、先生とトレバーさんです。

トレバーさん!!! トレバーさんの写真があまりにも格好良く出たので、ここに載せました。許可してください~~

トレバーさんのその表情、気に入るな~~~^^~






あみのっちさん、ワンさんとローレンスさんです。
二人ともカワイイでしょう~~

ワンさんにも写真の許可貰ってないんですが、
先週にワンさんが自分の写真,載せたですね。

ワンさんにあの日の写真を見せるために、ここに載せましたが、もし、いやならメールください。。。


でも、私とアミさんの写真はちょっと。。。まだ、アミさんの許可がないし、今まで写真のはっきり載せたことがないので。。。また、私は誰も写真を撮ってあげると言った人がいなかったです。

今学期、皆さん、ご苦労様でした。有留先生、あみのっちさん、ありがとうございました。色々な思い出が沢山ある、意味深い授業だったと思います。皆さん、『気持ちいい思い出は~死ぬまで大事に~!!!、愉快ではなかったのは全部忘れて(削除して)ください~!!!』

そしたら、ここで皆さんとお別れ挨拶をします。
今日は私の友たちと友たちが作ってくれる美味しいお寿司が私を待ってますので、今から、心や腹を用意しなきゃならないです~~ウァァ~~^^;;; バイバイ~~!!!

Wednesday, April 30, 2008

バーベキューに決まっている

音楽+映画を期待した人がいれば、申し訳ございません。最後のブログを最初のブログと同じテーマにしたい...BBQ!

先週の日曜日に2008年初バーベキューが行いました。今年のBBQシーズンを華々しく始めたかったので、メニューはポーク・リブでした。

自分が作ったリブを見せる前に、セントルイス式リブの多様な意味を説明したいです。一つの意味は豚肉のステーキをグリルに乗せた鍋に入れて、バーベキュー・ソースで煮込みます。もう一つの意味はセントルイス式味付けです。このソースはカンザス・シティー式と同じようにトマトをベースにしたが、カンザス・シティー式ほど甘くないです。こんなソースの好例はセントルイスで人気のあるMaull’sというブランドです。

でも、全国で通じる一般的の意味は肉のカットのことです。セントルイス式カットはスペアリブに似るが、脂身を少なくするために前骨を切り落とします。

私は後者のセントルイス式リブを選びました。そして、ソースはテキサス式のチポトレペッパーが入った辛めのソースを作るようにしました。

カットとソースを選んでから、もう一つの決断があります。ドライラブを使うか、またはソースを付けて焼くか。私はソースで焼いたBBQに反対ではありませんが、どっちかというとドライラブ派です。ドライラブで焼くと、表面はカリカリになって、スパイスの味が強くて美味しくなります。

じゃ、お待ちかねのリブです。ジャーン!

セントルイス式バーベキューを店で食べたいなら、スーパー・スモーカズという店がお勧めです。私の家の近くにあった支店は2年前位に閉店して(泣)、今の田舎の処で再開されました。結構遠いですが、機会があれば是非食べに行ってください。

それで、これから皆さんがそれぞれの道をゆくことになりました。何処に行っても、どんなことがあっても、美味しいBBQが食べられるように願っております。

Tuesday, April 29, 2008

ピグマリオン効果

あみのっちさんからのメッセージです。

このメンバーでのブログも、とうとう終わりが近づいてきました。
皆さん、毎週のエントリ、本当にお疲れさまでした。毎回読み応えがあって、とても楽しみにしていました。『ワンダフルライフ』のDVDを観て、私も皆さんの討論に参加した気持ちになってみたり。皆さんとは会ったことがないけれど、ひとりひとりがとても個性的で、とても素敵な人たちだということが、よくわかりました。お別れするのが残念です。

さて、私も最後にエントリする機会をいただきました。先日ある心理学者を取材したときに、面白い話を聞いたので、今日はそのことを書こうと思います。
心理学の有名な実験に、一クラスの生徒をランダムにAとBのふたつのグループに分け、Aグループは「成績が伸びるはずの子どもたち」と教師に説明し、Bグループにはとくに何も説明がなかった場合、二つのグループの生徒たちの成績はどう変化したかを調査したものがあります。
結果はどうなったと思います……? Aグループのほうの成績がアップしていたそうです。

この実験のポイントは、教師が「この子たちは伸びる!」と信じて教えていたら、本当にそれが実現したということ。教師がAグループのほうにより多く期待し、Aグループの生徒たちも期待に応えるためにがんばったからではないかなどと考えられていますが、このように考えていることが実現化することを、心理学では「ピグマリオン効果」と呼んでいます。

ちなみにピグマリオンとはギリシア神話に出てくる人物の名前で、美しい女神の彫刻に向かって「ああ、この彫刻が本物だったらいいのに」と毎日願っていたら、ある日彫刻が本物の人間になった……という話が由来だとか。

ピグマリオン効果について、学問的にはまだ解明されていない点や批判もあるでしょう。
教師の期待はともかく、勉強に対する熱意は生徒によって違うでしょうしね。
でも、ここで注目しておきたいのは、「考えていることが実現化する」ということです。これは個人に対しても言えることで、「自分はやれる! できる! と100%信じきることが、目標達成の第一条件だ」とも心理学の先生は言っていました。

人間は誰でも、悪いことを拡大解釈し、いいことを過小評価する傾向にあります。試練にさらされているときは「自分はダメなんだ……」と思ってしまいがちですが、そんなときこそ「いやいや、まだまだチャンスはある! 壁は突破できる!」と、いい自己暗示をかけることが大切なんですね。

皆さんはこれから社会に出て、幾多の苦労を経験するかもしれません。
ぜひ自分をほめ、励ましながら、難局を乗り切ってください。
私も、皆さんの幸せを、それぞれの場所でご活躍なさることを、信じています。
……そう、これも「ピグマリオン効果」です。

Monday, April 28, 2008

「最後」って言いにくい

謎さんがゆっくり破壊された交差点まで歩いて行った。その真ん中で団長が立っていた。「やっぱり戻ってきたな。読みやすい、読みやすい。」

謎さんがニヤニヤした。「前のときはそんなに簡単にお前達を倒したから、奇襲などいらないと思ったね。」

「オイ、起きろ。起きろよ。このままじゃ運転できないな。」

「フリードマンは」と謎さんが周りを見て聞いた。

団長が肩をすくめた。「あいつがあまり役に立たなくてもう帰れと言った。そんなもんは計算にも入らないだろう。」

「起きろってば。」

「じゃ、始めようか」と団長が興奮して聞いた。

謎さんが交差点を見切ってから団長に向かった。「そうしよう。」

「しかたない。起こすよ。お前のせいだから、怒らないでくれ。」

トレバーが車の壁まで押されて急に目が覚めた。シェーファー君がその隣の運転席に座ってエンジンをかけた。「お前中々起きないな。」

トレバーはしばらくボーっとした。目を閉めるとまだ謎さんと団長のイメージが見えた。漸くエンジンの音に気がついた。「何してるか」と聞いた。

「決まってんだろう。うちに帰って、たくさん飲んで、この変な日を忘れようとする。」

「待て。その女が危ないところだ。」

「何でそれが知ってる」とシェーファー君が疑わしげに聞いた。

「頭の中で。。。見える」とトレバーがおずおずと答えた。

意外にシェーファー君が信じられない顔をつけずにただため息をついた。「そんなもんだろうと思ったけどね。」

「あの団長っていう奴と戦ってるんだよ」とトレバーがもっと元気を出して言った。「助けなくてはいけない。」

シェーファー君が眉毛を上げた。「あの、前の戦いの結果、見なかったのか。どうやってか分からんが、あの女がやすやすとその二人倒したじゃないか。そして今はお前がもうその力使えないと言ったじゃないか。助けに行く必要もなく遣り甲斐さえないぞ。」

トレバーはシェーファー君が意外に論理的な主張を出したとは分かった。しかしまだ気がすまなかった。「でも行く。行かなければいけない。」

シェーファー君がトレバーの顔をよく見た。「分かった」と諦めて言った。「今日は特別にお前の馬鹿なアイデアに乗る。」車の向きを変えた。「でも、これでお前がたいした恩を負っていると分かっているだろうな。」

「はいはい」とトレバーが言って、また目を閉じて戦いの様子をチェックした。

「そして、俺の車がまた始末になれば、お前が払ってくれるよな。」

***

氷槍

炎玉速射

大波障壁。倒壊

団長が水の大量の下で倒れた。謎さんがそこまで歩いていった。「お前はやはり敵わないよ」と真面目な声で言った。「殺したくないが、ここでけりをつけないと後で面倒になる。「最後に何か言いたいか。」

「うん」と濡れた団長が答えた。「全然立派な台詞じゃないんだけど、まあ、言っておくべきだと思う。それは:俺が団長じゃないぞ。」

謎さんの目が丸くなった。「何言っている。」

団長の顔がフリードマン君のになって笑った。「吃驚したか。」

黒渦巻釜

謎さんが立っていたところがタールのような不気味に回っている物質の溜まりになった。もちろん、動けなかった。「奇襲を立てる必要はないという自信はよくはないが」と本物の団長が近づきながら言った。「しかし、敵が奇襲を立てないと思うのは油断だ。」

団長がゆっくりと沈んでいた謎さんの傍で立ってその顔を見た。「最後の言葉は何かと聞きたいが、見てのとおり言葉は危ないものだから、なるべく話せないようにするほうがいいと思う。どこでその学生を置いてきたかとも知りたいが、後で探しも出来るから。」

「それは必要ないよ。」

トレバーが何気なく団長たちの傍まで歩いていった。その数メートル後ろにシェーファー君の車が止まっていた。

「どうしてここに」と謎さんが怒鳴った。「せっかく守ってあげたのに。やっぱり昏睡に陥らせたほうがよかった。」

「えっと。。。どういたしまして」とトレバーが少し躊躇って言った。

「ふふふ」とフリードマン君が笑った。「いいな。これで探さなくてもいい。行方不明の人を探すのはどんなに迷惑か知ってるか。」

「うん」とトレバーが答えた。「よく知ってる。」

「乙女を助けに来る勇気は感心する」と団長がトレバーに言った。「その心間もなくいただく。しかし気になることは一つある。好奇心は前もって謝るが、ここまで全速で来て、それから何かの計画があったか。私に向かってどうするつもりだったか。」

「そうだね。まあ、もう知ってると思うが、僕は言霊の力が使えないようになったね。だからここに一人で来ることはとんでもない馬鹿の行動のように見えるかもしれない。」

「だろう」と謎さんが言った。

「でも」トレバーが言い続いた。「そのためここに直接来なかったんだ。遅くなって悪いけど、ちょっと回り道して秘密兵器を手に入れた。」大げさに車のほうへ指した。

フリードマン君がそこを見た。「あのシェーファーか。あいつ何ができるか。」

「オス。」

トレバーが目を回した。「いや、その後ろだ。」

「父さんか。」

「しまった」とフリードマン君が言った。「あのメンデル爺だ。」

「こんにちは、弟子たち」と所長が言った。

「もうお前の弟子じゃねいぞ」とフリードマン君が叫んだ。「俺たちがお前を越えた、爺さん。」

所長がフリードマン君のほうへ歩いた。フリードマン君が少し退いた。「これから大切な研究プロジェクトを始めなくちゃ」と言った。「ここを速く片付けるよ。」

「こっちの台詞だ」とフリードマン君が自信を持って言った。「ね、団長。」返事はなかったからフリードマン君が周りを慌てて見たが、団長が見えなかった。

「あいつはもういない」と所長が言った。「相変わらず足が速いな。」

「オイ」とフリードマン君がパニックになって言った。「ちょっと待てよ、師匠。」

「俺はもうお前の師匠じゃない。若者の破滅元。文明の破壊源。人類の恐怖。老齢拳。

フリードマン君の髭があっという間に真っ白になって、足が弱くなって地面まで倒れた。

「車のかたきを」とシェーファー君が叫んだ。「もう一発。」

「いや、もう何もできない」と所長が言った。「どうじゃ、老人の体。」

「ふふふ」とフリードマン爺が困難で笑った。「使いにくいな。」

***

「ありがとう」と謎さんが言った。

「いいえ」とトレバーが答えた。「しなければいけないことだった。」

しばらく互いの目を見た。「オイオイオイ」とシェーファー君がさえぎった。「これから絶対ラブシーンになるんだろうね。」

謎さんがニヤニヤした。「ええ、まあ」とトレバーが答えた。

「そっか」とシェーファー君が言った。目が悪戯っぽく光った。

謎さんが無言で手をシェーファー君の額に押した。「一時失明

「えっ。オイ、何したんだ。不公平だぞ。」

「その言霊、やっぱり凄いな」とトレバーが少し笑って言った。

「これよりもっと凄いものがあるよ。」

「見たいな。」

「じゃ、見せてあげるよ。」

謎さんがトレバーの手を取って、シェーファー君が見つけるはずがない場所へ一緒に行き去った。

以上


皆さん、最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

Thursday, April 24, 2008

最後のエントリ






また一週間、今学期が終わります。今日の授業で先生が美しいポーズを取っていた時、これは最後の授業に気づきました。(もちろん他の学生のポーズも可愛いですよ。)この一年間、皆さんのおかけで、色々なことを勉強しました。もちろん、口にはふたがない私は時時皆さんの傷をつけるかもしらないんですが、わざとじゃなかったから私を許してください。m(_ _)m
いつも私がここで愚痴ばかりをこぼしましたから、今日はスタイルを変えて楽しいドラマを進めます。
ここの勉強が本当に苦しいですから、時時女の子向きのドララに落ちって、白昼夢を見ます。
「花よりだんご」は女の子向きの代表品ですか、男優は全部花様な美形ですよ。(先生の場合からみると、弱弱しいかも知らない)

これは貧乏人―つくしはの奮闘と恋の物語ですが、女の子は白馬に乗る王子さまを探したい夢を満足させました。^_^ しかも、超格好いい、実力を持って、いつも優しくてそばに守れくれる王子さまです。傷をつけるとき、いつもそばに庇ってくれます。中国でも「流星花園」というドラマ同じな内容を描写しました。このドラマを見たとき、私また高校生でした。そのとき、夜を知らず、受験戦争の前に、このドラマに夢中になって、3回見ました。



また、その時、テレビを見るのは禁止されました。母から叱られないように、毎回ドラマを見ったあと、扇を使ってテレビの温度を下げます。(母は家に帰った後、いつもテレビを手で触るという癖があります。)本当に魅力が一杯あるテレビだと思っています。


これは二つの写真があります。チャンスがあれば、見てください。
つまり、私はこの一年間、いつも皆さんを困らせて、すみませんでした。
皆さんがこれからもずっと幸せにいてほしい。

Monday, April 21, 2008

国際音楽会イベント

遅くなっちゃって、申し訳ございません。

今週は友達の由紀が来るのです!水曜日から土曜日までだけでセントルイスにいるけど、本当に楽しみにしています。由紀は多分、木曜日の授業に行かないかもしれないけど、もし会いたい人がいるなら木曜日の夜の「国際音楽会イベント」に来てくださいね。

学校と近いバーでドイツからのバンドと由紀と、それから僕との演奏会をすることになりました!ドイツのバンドは「ガラスの声」と言います。聞いたことはないですが、なかなか楽しみです。演奏会は7時半に始まるけど、由紀は10時半に出るのです。由紀が演奏してからローレンスが出るはずです。ちょっと遅いですが、暇なら是非来てみてください!

チケットはイベントの前に買ったら6ドルですが、当日に買うなら8ドルです。ローレンスはチケットを持っていますので、行くなら授業などで買わなくちゃ。

なに:国際音楽会(ガラスの声、川名由紀、ローレンス•デニス)
いつ:4月24日(木)、7時半から12時まで
どこ:Red Sea/Underground (http://www.myspace.com/redseastl)
ループ(デルマー通り)にありますが、グーグルで「Red Sea St. Louis」を調べたら、地図が出るはずです。何か質問があれば、聞いてください。

では来週の自分のエントリーは最終のエントリーになりますね。。

Saturday, April 19, 2008

学生達を責めないで

もう何度か書いたように講師になる前は日本の会社のサラリーマンをしていた。勤めを辞めてからもう何年にもなるのだが、折に触れ、当時のことを思い出す。思い出すだけでなく、今の仕事に対する考え方のもとに、サラリーマン時代の経験があることに気づくことも多い。講師をしていく上で、私が特に肝に銘じていることの一つに、「学生の出来が悪いからといって、絶対に学生だけのせいにしない」というのがある。学生ができないのは講師である自分のせいなのだと戒めるようにしているのだ。中にはごく、ごく、まれにだが、大学時代の私のように全然勉強をしなくてできないという学生もいるのだが、もちろん、こんな学生は対象外だ。「こっちが一生懸命教えてやってるのに、全然できないな、お前ら」というのだけは絶対にいやだ。「カッコいいこと言っちゃって!」と思うかもしれないが、実はこんなことがあった。

私は、半導体製造装置の会社で営業の仕事をしていたのだが、月に一度重役を交えて行われる営業会議がとても苦痛だった。半導体製造装置というのはものすごく高価なもので、そうそう毎月決まったように商談がまとまるというものではない。加えて、私がサラリーマンとしてすごした時期のほとんどが、いわゆる平成不況の真っ只中だったので、毎月の営業会議では重役達からずいぶんネジを巻かれたものだった。どのように戦略を立てて機械を売っていくかということが議論の中心ではあったのだが、「何で売れないんだ?」とか「何やってんだ?」という話になってしまうこともずいぶんあった。だが、どうあがいても売れないものは売れないのだ。不景気で企業が設備投資を抑えているのだ。しかし、それを許していては会社は立ち行かない。重役連中からの遠慮のない突込みがはいる。会議で重役達からの攻撃の矢面に立たされるのは部長であった。細かい問題で我々が質問攻めにあい、うまくいっていないとみるや、部長に矛先が向くのだ。あるとき、重役連中の集中砲火を浴びて進退窮まった部長が、「若いやつら(私たちのこと)の動きが悪くてもうどうにもならんのです」と口にした。と、副社長が机をたたいて部長を怒鳴りあげた。「部下がきちんと動かんのは上司の責任や!部下を阿呆だと言うんは、自分を阿呆だと言うのといっしょや!」

日本語を教えている人の中でいい加減に仕事をしている人など一人もいないと思う。もちろん、私もそのつもりだ。でも、時としてこちらの思うようにコースが進まないことがある。一生懸命考えて準備したのに、学生がみんな疲れていてうまく授業が進められないときもある。前の週、あの手この手で教え込んだことが全然定着していなかったりすることもある。たいていはそんなことに構わずにやっていくのだが、こちらも疲れているときなどは「お前らなんでこうなんだ?!もうちょっと頑張れないのか?!」という気持ちになりそうなこともある。そんな時、あのときの副社長の言葉を思い出す。まあ、学生は講師の部下ではないけれど、理想的な上司が部下を上手に動かして仕事をさせるのと同様、学生が疲れているときは疲れているときなりに、定着の悪いときは悪いときなりにリードしてみせるというのが本当の講師というものだろう。

もう何年前のことかもはっきりしないのだが、あのときの副社長の怒鳴り声は、今も私の耳にある。

Friday, April 18, 2008

言いたい話


始めに源氏物語のことを話したいだけど、先MSNで以前の仲間のメッセージを見たら、やっぱりやめました。また、源氏物語の発表を聞きましたけど、意味が分からないところが多いですから、このことを書いたら、まだ落ち込んでいる気持ちになるかもしらない。
ここで、私が書いたブログを日本語に翻訳してみます。
君へ
君が夏休みまた日本にいることを聞いて、ちょっとびっくりした。夏休みの時、必ず会えると思っていた。どこかで実習なんでの話を唯冗談だと思っているのに、やっぱり本気ですね。 
正直に言えば、本当に君が大連に帰ってほしい、心強いんだから^_^。そのことを言わなくても知っていよね。でも、仕方がないわ、自分で道を選択するですから。わたしはいつもアメリカで応援します。
ずっと感謝の言葉を君に言いたいけど、ここで言います。仲良しだから言わなくてもきっと分かってくれると思っていたから。ペキンに行ったとき、道に迷っていたとき、君がいないと、どうな始末になっただろうか、ちょっと想像できないんです。そして、君とまた孫さんが一緒にペキンに取った写真を見るたびに、思わず笑います。色々思い出を分かち合う友達がめったにいないと思っています。

卒業の前に、君とのシャンハイ旅行の約束を守れなっかたこと、ずっと残念に思っていたよ。本当に。。。。

一言にまとめると、日本にいる君がこれからもずっと幸せにいてほしい。
私たちがペキンに取った写真!
私たちはこのときまだ若いところだ。

Thursday, April 17, 2008

まだ終わっていない

「あ、寒かった、寒かった」とフリードマン君が言った。

「寒さが嫌いなら」と団長が少し怒っている声で言った。ただの埃のように氷の塊をジャケットから払い除けた。「今度はかわせ。」

「団長もかわせなかったけど」とフリードマン君が呟いた。

団長が周りを見た。女も二人の男生も消えた。車の残骸もなくなった。「逃げた」と意外に心配していない声で言った。

「追いますか」とフリードマン君が躍起に聞いた。謎さんに二回負けるとは堪らない恥だった。そしてそいつらを追わないなら団長がフリードマン君を責め続けるはずだった。

団長が近くのベンチに座った。「必要ない」と随分平気に言った。

「でも」とフリードマン君が泣きそうに言った。

「心配するな」と団長が笑って言った。「追わなくてもここに来るはずだ。」

***

「研究所に行かないか」とトレバーが聞いた。最初には十五分前に滅ぼした車の中に乗ることはあまりにも変でほとんど考えられなかった。しかしそれに慣れて直ぐ方向が間違っていることに気がついた。

「その計画は当然過ぎる」と謎さんが答えた。「敵がそれが一瞬に分かるはずだ。敵を混乱させるのは基本的な戦略だ。そして父を危険にさらしたくなかったのだ。」

「あんな敵を混乱させる必要あんのか」とシェーファー君が聞いた。謎さんが壊れた車を蘇らせたことの恩返しとして車の中では何も言わないと約束したが、やはりその非常な状況には約束は守りにくかっただろう。「だって、自分だけで混乱するみたいだから、俺たちが手伝う必要ない。考えすぎじゃ。」

謎さんがその質問に答えた。トレバーがその我慢に感動した。「フリードマンはそうなんだけど、団長は別のレベルだ。あいつを軽視すればいけない。とんでもない人だ。」

「そんなに酷い奴であればどうしてそいつの車に乗らせた」とトレバーが少し疑わしげに聞いた。「私の頭の中にいたんじゃない。」

「乗らないと言ったよ。しかし、フリードマン君は乗れと言って、お前はちょっと馬鹿だからそちらのほうのアドバイスに従ってしまった。」

「そっか。」やっぱり僕が馬鹿だなと思った。「でも、どうしてもっと早く頭から出なかったか。ずっと前から謎さんの手伝えがあればこんなに酷い状態にならなかったはずだ。」

「俺の車もなくならなかったりし」とシェーファー君が付け加えた。

「お前を守りたかった」と謎さんが小さい声で言った。「その紙――もう覚えていないが――その紙がしたことは全てお前の安全のためだった。記憶をなくしたこともそうだ。私が出ればそのことを全部無意味にしたに違いない。でも、お前が馬鹿だし、記憶の空白を無視できなかったから結局出るしかなかった。」少しだけ道から目を離して、トレバーを涙を浮かべんばかりの顔で見た。「いつもただお前を守りたかった。」

トレバーは吃驚した。実は、そんなに努力して探していたのに、前にアレックサンドラ・メンデルはどんな人かとはほとんど考えなかった。だからなるべく何になっても驚かないようにしていたが、このような頭の中にいた守護天使はやはり意外だった。同時に見つけてよかったとも探さなくてもいいのに無理やり出しちゃったとも思った。

「今もそうだ」と謎さんが突然車を止めて言った。トレバーに何かを言う機会を与えずに「長閑睡眠」と唱えた。トレバーが一瞬に寝てしまった。

シェーファー君も寝させるつもりだったが、振り返ってみたらもう車の後部座席で寝ていた。車から出て、トレバーの寝ている顔を窓を通してみた。「御免と言おうと思ったが、悪いことをしていないしお前が対決に行っても何も出来ないから謝らなくてもいいと思う。文句があれば、私が戻ってきてから言ってくれ。」



続きを楽しみにしてください

Tuesday, April 15, 2008

まっくろくろすけと“マリモ”



まっくろくろすけ~
これはまっくろくろすけの弁当です。
トトロが好きだと言ってる人は、ただ私だけではなかったことは、以前から明らか
に分かっていたんです。
でも、私はトトロだけではなく、まっくろくろすけの存在も大好きです。宮崎駿監督のアニメにいつも出る存在ですが、あまり注目されないし、大事な任務も持ってない。でも、その存在のおかげで、アニメの内容のあちこちでもっとも面白さが感じられれるし、アニメももっと愛情をもらうようになると思います。
日本のあちこちには、本当にまっくろくろすけがいるかも知れません。
日本の北海度に旅行で行った時も、記念品で一番よく売れていたのが、緑色の(まっくろくろ)すけ=マリモでした。

初めて、見た時は、まっくろくろすけが緑になったのか、思ったんですが、それではなく、実際に住んでいるものでした。





阿寒湖のマリモ    
マリモはそもそもシオグサ科の緑藻類。
阿寒湖で札幌農学校(現在の北大農学部)の学生が発見し、1898年に学会誌に発表しました。
現在は絶滅の恐れがあるとして国の特別天然記念物に指定されています。そのマリモについて、チュウルイ島にあるマリモ展示観察センターがあります。 
センターでは阿寒湖の湖底に生息しているマリモの生態展示やマリモの不思議について図によってわかりやすく解説されていました。それでも形成される仕組みについては未だ解明されてないことも多いそうです。



Monday, April 14, 2008

音楽+映画: 『花様年華』

現在メロドラマと呼ばれる映画は殆んど感情を大げさにするお涙ちょうだい映画でしょう。でも、元々の意味はメロス(歌)+ドラマ(劇)を合わせた所作劇だったそうです。ウォン・カーウァイという中国の映画監督はどっちかというと後者のようなメロドラマを作ると思います。

花様年華』の舞台は1962年の香港です。チャウ夫妻とチャン夫妻が同じ日に同じアパートの隣の部屋に引っ越して来ます。チャウ(トニー・レオの妻とチャン(マギー・チャの夫は仕事を言い訳に、あまり家にいません。でも、本当に二人は不倫の関係があるということが判明する。独りぼっちになったチャウとチャンはお互いの配偶者について話し合い、だんだん一緒に過ごす時間が増えます。二人とも浮気している人のようになりたくないので、不倫に陥ることに拒否します。

梅林茂さんのロマンチックなテーマはお互いに直接言えない気持ちを伝えますね。このテーマに加えて、ナット・キング・コールの優雅なラブソングも何度も繰り返されている。ただロマンチックなムードを作るだけではなくて、時間とともに変わる感情も表します。

下のシーンでは日本語のスーパーも英語のスーパーもないですが、音楽と俳優たちの表情を楽しんでください。(王さん、通訳をお願いします。 笑)

ボーナスビデオ:

2046』という映画は『花様年華』に次ぐウォン・カーウァイ60年代シリーズの3作目。ストリーは少し複雑ですが、映画の始めにはチャウが作家になって、『2046』という小説を書き始めます。冒頭のシーンはその小説の内容を使った劇中劇です。前提は今学期の「幸せ」と「記憶」のテーマに関係があると思います。そして、主人公がキムタクなので、皆さんに興味を持つでしょう。(笑)

(ところで、この映画も音楽を面白く使います。)

Sunday, April 13, 2008

ピタゴラスイッチ

これはホン〜トウにすごいですよ!英語で「Rube-Goldberg Machine」といって、ピタゴラ装置は何回見ても面白いと思います。何語でも説明の難しいものだから、ビデオ見なくちゃいけません。

日本で、「ピタゴラスイッチ」というテレビ番組でピタゴラ装置がよく出るけど、下のモンタージュを見てみてくださ〜い!(音楽もすごいと思います)





永久機関からくり装置は物理によると無理だけど、ピタゴラ装置は遠くないですね!

Saturday, April 12, 2008

期末プロジェクト

もう、今学期も後2週間というところまで来ているのに、ぜんぜん暖かくならないね。例年、今の時期は半そでのシャツで授業をしているんだが、今年はそういうわけにはいかない。今日も今日で、なんだか肌寒くてすっきりしない土曜日だったけど、みんなはどう過ごしたのかな?「この期末の時期に皆さんは何をしましたか?」もないよな。「勉強以外に何をするって言うんだよ?!」と怒られそうだな。ごめんごめん。みんなが勉強なら、私は仕事だ。今日はみんなの期末プロジェクトの第1稿を読んでコメント書きにいそしんでいた。昨日は思いのほか忙しく時間が取れなかったので、今朝からやっていたわけだ。この週末は家内がいないので、一人黙々やっていた。

今回は時間の関係で、書き始める前に個人面談をすることができなかったので、どんな作文になるのか実は少し心配だった。特に、自由なテーマで書いてもらっただけに、なおさらだった。ブログは自由にかいてもらっているけれど、レポートとなるとまた別の話だからね。ものすごく大きなテーマを選んでしまったり、またその逆だったりすることがないかなとちょっと心配をしていたのだ。でも、読み始めてそんな心配は完全に吹き飛んだ。どれもみんな、力のこもった作文になっていて、本当に読み応えのあるものばかりだったからだ。第1稿目なので、まだ書き直しをするチャンスはあるのだけれど、「とりあえず出すから見てよ」という感じの作文は一つもなかった。それぞれ自分にとって切実なテーマを選んで、全力で書いてきていた。どの作文からも「これでどうだ!(シャカラーキ!)」という熱が伝わってきた。この期末の忙しい時期によくぞここまでという作文ばかりで嬉しかった。これでは私もいい加減に読んでいい加減なフィードバックをするわけにはいかない。「真剣勝負だぞ!」と、鉢巻をきりりとしめて読ませてもらった。

というわけで、結構すごい数のコメントが付いてしまったかもしれない。でも、そんなに気にしないで欲しい。今のままでも十分にいい作文なのだけど、次のレベルにいくために考えてもらいたいことを遠慮せずにコメントさせてもらっただけなのだ。何度も言うが、どの作文も5年生としては合格点だと思う。私の意地悪なコメントは、次のステージに上がるためのヒントだと思ってもらいたい、本当に。窓の外が暗くなってきて、ふと気がついた。お昼食べていなかったのだ。みんなの作文に引き込まれついつい食べそびれてしまっていた。

Friday, April 11, 2008

時間がたつのは早いです。

先、有留先生と偶然に出会って、いろいろを話しました。(いろいろとんでもない話をいろいろ出して、すみませんでした。飲みすぎるだから。^_^)
あと二週間、日本語の授業が終わります。時間が経つのは早いですね。
「人生はいろいろ」という歌がありますが、今度のブログもいろいろを書きたいんです。
以前のクラスメートの話によると、大連は先日は少し暖かかったのですが、最近、また少し肌寒い感じがします。でも、大連理工大学にある桜も、蕾が少し膨らんできたようです。
ここの天気は別にして、アメリカは現在不景気なのですが、就職も実習もなかなか出来ないのです。
気持ちが落ち込んでいた時、友達に電話をかけて、今日本に留学している友達の生活も順調に進まないそうです。
大学生時わたしと同じ学年で、今日本に留学している学生も、多くの人が苦労をしています。院生の試験に不合格になり、それから一年間一生懸命に努力を重ね、一年後にようやく院生になれた学生も三人もいます。
途中で中国に帰ろうかと悩んだときもありました。中には、2年間も勉強してようやく院生になれた学生もいるそうです。
「今私の顔でacne いっぱい集まって、これも青春の証かな」友達と冗談っぽく言いました。
今、日本にいる友達は大分私のようにacneまみれ顔をしています、留学のおかげですから。

話は筋が通らないかもしらない、飲みすぎですから、すぐ寝よう。

Thursday, April 3, 2008

大合戦

「この女。。。誰」と不思議な運転手が海ほど深い声で聞いた。

「あのメンデル爺の娘です、団長」とフリードマン君がむかついたように答えた。「もう、あいつ、解放しなくていいのに」と自分に呟いた。

「誘ったはずだけど」と団長が少し責めるように言った。何かがうまくいかなかったとき、いつもフリードマン君を責める癖があった。そのためかフリードマン君がいなくなっていた数週間はイライラしていた。

「ちゃんと誘いましたよ。でも、死ぬほうがましだと言われてしまったんです。」

「そうか。それでは倒すしかない。」

「私を倒す気があれば」とどこからともなく現れた謎さんが遮った。「遠慮なく倒してみろ。」

フリードマン君は「ふふふ」と笑って、団長は「そのつもりだ」となるべく不気味な声で返事した。

トレバーは手伝おうと思って謎さんの傍まで歩こうとしたが、シェーファー君に引き止められた。「オイオイ」とシェーファー君が興味深い声で言った。「お前がアンナ女を隠してたのかい。」

トレバーが振り返った。「ま、そう見えるけど。」

劫火」フリードマン君の声がした。

「じゃ、これからどうする」とシェーファー君が汗をかきながら聞いた。

「どうするって。」

豪雨」謎さんの声。

「邪魔になりたくねいから」とシェーファー君が大きい声を上げて叫んだ。「どこかへ去ってあげようか。」

「いや、そんな関係じゃないよ」と濡れ鼠になっていたトレバーが答えた。

劇震」団長。

「うそ。。。つき」とよろめくシェーファー君が言った。「お前の。。。頭の中に。。。いた。。。ウワ」地面まで落ちた。「関係ねいってふざけるな。」

「違うってば」とかろうじてシェーファー君を立たせたトレバーが言った。「この前会ったことない。」

空翔鳥翼爆風」謎さん。

トレバーもシェーファー君も一瞬に地面に倒された。「それは一番信じにくいな。だって、知らない女を頭の中に入らせるわけねいんじゃねいか。」

「普通だったらそれはそうだけど。」

土神拳」フリードマン君。

「だろう。ここで絶対ラブシーンになるぞ。」

雷神怒鳴」団長。

「馬鹿なこと言うな。戦いの中にいるんじゃない。ラブシーンなんか考えてる場合じゃねいぜ。」

地獄第九圏。万年真冬。氷幽閉」謎さん。

「ちょっと寒くなったんじゃない」とシェーファー君が聞いた。

「終わったよ」と謎さんが息を切らして言った。

トレバーが吃驚した。「もう終わったか。」振り返って見て、もう少し大きく吃驚した。団長もフリードマン君も巨大な氷の塊に閉じこめられていた。「僕も手伝いたかったんだけど。」

謎さんがちょっとだけ悲しい笑いをかけた。「言っただろう。お前は何も出来ないということを。もう忘れてしまったが。」

「でも、使った。シェーファー君も見たね。」

「うん」とシェーファー君が言った。「ここにいるみんなと同じような変人だ、こいつ。」

「それは私がお前の頭の中にいたからだけだ」と謎さんが説明した。そしてシェーファー君にはじめて気づいたようにビクッとした。「この人は誰。」

「シェーファー君だ」とトレバーが紹介した。

「よろしく」とシェーファー君が平気に言った。

「連れて行くしかないだろう」と謎さんが自分に呟いた。

「連れて行くって、どこへ行くか」とトレバーが聞いた。

「いつもいつも質問でうるさいよ」と謎さんが少しむかついたように言った。「一度でいいから、知らないまま我慢しろ。」

「オイ。俺も質問あるよ。二人とも、恋人かい。」

「馬鹿野郎」とトレバーが言った。

謎さんは長い間無表情でトレバーを見た。トレバーの中で変な気持ちがした。それからシェーファー君の破壊された車まで歩いた。「いや」と答えた。「ただの知り合い。」



続きを楽しみにしてください

Tuesday, April 1, 2008

『まっくろくろすけ』は何でしょう~^^~


皆さん~今日は。

今日は、皆さんに質問があります。


皆さんは、勿論、『隣のトトロ』と『千と千尋の神隠し』を見たんでしょう。。。そうしたら、その二つのアニマで全部出演した、『まっくろくろすけ』というものを覚えていますか?


私は、トトロも猫バスも、千尋も、いろんな妖怪たち全部好きですが、その中で『まっくろくろすけ』のことがすごく好きになりました。でも、これは、何でしょう~??? 妖怪ですか? 妖怪じゃないですか?


『まっくろくろすけ』は妖怪の条件をいくつか満足してして、妖怪だと思います。
1.いつも会えるものではなく、心が純粋な子供だけ会えるし、
2.移動が自由に出来るし、
3.誰も住んでない古い家に住むこと、
でも、その反面、妖怪はもともと不思議な力を持っていることだし、何の物から変わったもの、言わば、『化け物』を示しますが、『まっくろくろすけ』は、ちょっと弱く見えるし、何が化けたものかも全然分かりません。。。

『まっくろくろすけ』が古い家に住んでる、ネズミかな?と思う人もいるらしいですが。。。


それで、皆さんの意見を聞きたいです~~^^;;;

Monday, March 31, 2008

音楽+映画: 『御法度』

先週、デニスさんが『トニー滝谷』という映画を紹介してくれたブログのコメントで、カバロさんがサウンドトラックの担当は坂本隆一だったと指摘してくれました。私は最近繰り返し見ている『御法度』という映画のサントラの担当も坂本氏だったので、それをはじめとして、今後数週間のエントリーでは「音楽を上手に使っている映画」について書こうかなと思っています。

『御法度』の粗筋:

舞台は1865年の京都です。加納惣三という美男が剣の腕で新撰組に入ろうとしている多くの志願者から選抜されます。加納君の他に入隊する者は田代彪という下級武士だけです。入隊早々、田代君から続けて、色んな男が加納君に言い寄って来ます。流れている噂を聞く副長の土方歳三が既存の秩序は脅かされる恐れがあると悩みます。加納君を口説こうとした隊士湯沢次郎が誰かによって殺されたら、当然の不安であるように見えます...

この音楽はこの映画にぴったりだと思います。加納惣三郎のように不気味に綺麗ですし、最初の鐘の音とずっと聞こえる時計のチクタクという音は性と死の題を微妙に示唆します。

* * *

下のシーンでは土方さんが加納君と田代君が「出来ている」かどうかを確かめようとしています。このシーンの直前に、土方さんは自らそれぞれと戦って、やっぱり「田代は加納惣三郎より一段は落ちる」と判断します。そして加納君と田代君を立ち合わせます:

土方さんが加納君のわざとらしい負け方を見て、「こいつら、出来たな」という結論に達しますが、本当にその通りですか。音痴の私は音楽をあまり詳しく分析できないが、渦巻きのように聞こえる弦楽器とだんだん強めるテーマは別の事実を反映していると思います。この映画の面白いところは色んな解釈が可能ですが、坂本氏の音楽的な手掛かりが理解するための大事なヒントを与えると思います。

* * *

ボーナスビデオ:

ところで、大島監督の情報を探す時に、このテレビ番組を見つけました。全く『御法度』に関係がないですが、面白い「アメリカ人から見た日本の映像」がありますので、皆さんに見せたかったです。

Sunday, March 30, 2008

オープニングデー

今年のすごく寒かった冬が終わったというのは一つの意味しか持っていません:野球のシーズンスタートです!野球のシーズンってローレンスの一番好きな季節だから、今週から幸福に暮らすようになります。

明日はやっとカージナルスのオープニングホーム対戦で〜す!天気予報によると雨が降るそうですが、もうチケットを持っていますので雨が降ってもローレンスは必ず行きますよ。「おまえの馬鹿はどうにもならないなぁ」って彼女に言われたくらい、熱狂のファンでしょうがないからですね。

皆さんはセントルイスの新しいブッシュスタシアムへ行った事はありますか?元のブッシュスタジアムは?両方もすっごく奇麗だと思います!







元のブッシュスタジアム(上の2枚)の最終シーズンは2005年で新しいブッシュスタジアム(下の2枚)のオープニングシーズンの2006年にカージナルスがワールドシリーズを勝っちゃいました。(中の2枚の写真は建造中)

実は、ローレンスのような熱狂のファンはセントルイスで全然珍しくないです!カージナルスのファン達は常々「野球の一番のファン達」と呼ばれるんです。対戦に行くと、ファン達はただ見るだけじゃなくて、選手達と一緒に参加するってように思うからです。

カージナルス対戦を見に行くチャンスがあれば、是非行ってください(それから、僕を誘ってくださいね)!笑

Saturday, March 29, 2008

あと一息!


来週から4月だね。今学期も残すところあと4週間というところまで来てしまったわけだ。本当にはやいものだと思う。毎年思うんだけど、秋学期より春学期の方が時間の進みが速い気がする。みんなはどう思う?あれこれ、私なりに理由を考えるに、春学期は間に1週間の春休みをはさむからではないかと思う。春休みまでは、春休みを目標に「もうちょっとでお休みだ」とがんばれるし、春休みの後は、「さあ、後半戦は6週間だけだ!」と自分を盛り上げていける。それに比べ秋学期は、感謝祭のお休みまで休みらしい休みがなく、そこにたどり着くまでがものすごく長く感じる。感謝祭にたどり着けば、もう冬休みはすぐそこなのだが、如何せんそれまでが長いのだ。つまり、春学期では春休みがいい区切りになってくれているようなのだ。

でも、これからの4週間はそれこそ怒涛のように過ぎていくだろう。4週間と口に出していえばずいぶんあるようにも感じられるが、あっという間だ。いろいろ考えることもできないぐらいのスピードで過ぎ去っていく。まあ、速く過ぎてくれるのは、それはそれでかまわないのだが、学生にとっては、これからの4週間はやらなければならないことのテンコ盛りで、時間がいくらあっても足りないという感じだろう。特に5月に卒業を控えている学生の場合などは大変だ。トレバーさんのように卒論の口頭試問があったり、デニスさんのように卒業のためのプロジェクトがあったりと、ちょっとすごいことになる。それ以外の学生とて同じことだ。日々の課題をやっつけつつ、期末のプロジェクトに取り組む毎日なのだろう。

でも、残念ながら、講師の私が学生にしてやれることなどほとんどない。授業のペースを落としてやることなどできないし、期末プロジェクトをやめるなどということもありえない。講師の私に出来ることといえば、ただ、「あともうちょっとだから、がんばろう!」と事あるごとに声をかけるぐらいだ。実は、ここで「がんばれ!」と言うのではなく「がんばろう!」と言うところが味噌なのだ。と言うのは、期末に向けてなんだかかんだと忙しくなるのは講師のほうも同じだからだ。(ホントだよ!)大好きでやっているこの仕事も、今ぐらいの時期が一番つらい。じわじわたまってくる疲労感と花粉症に悩まされ、なかなか教案がまとまらずにいらいらするということもあるのだ。そんなときはいつも学生のことを思うようにしている。あいつらだってがんばって予習して来るんだからなと。そう思うと、ピンと背筋が伸びる気がする。

今は、焦る気持ちを抑えて、たんたんと走り続けるしかないのだ。ラストスパートのエネルギーを残しつつ、何とかペースを保って走り続けるしかない。あとたった4週間だ。お互いにがんばろう!

Friday, March 28, 2008

クッキーを作る

クッキーを作る
春休みの時、友達は「一緒に教会でクッキーを作ろう」と私を誘いました。私にとってクッキーを作るのは初めてですが、少しもためらわないすぐ友達の誘いに応じた。いうまでもなく、これは給料が貰えない自ら志願して参加することです。友達の話によると、作ったクッキーは全部子供に配り、また残ったクッキーを売って、貰えるお金が全部寄付金として慈善機関を挙げます。私はお金持ちではない、普通は慈善事業に寄付することもありません。また、このチャンスをきっかけにして、本場のアメリカのお菓子を作ってみると思っています。
あの日、朝寝を捨て、期待に胸をわくわくさせながら、目的地に行きました。着いた後、唯私が外国人のに気づきました。
皆さんはクッキーの作り方が多分よく分かりましたが、この部分の内容を省略してもいいと思います。
一番恥ずかしいのは、クッキーを作っていた時、よく調味料を入れることが忘れてしまた。友達に注意されて、これがあっとことに気づいて急いで入れたことが時時起こりました。(不味いクッキーを食べる子供は、すみません。)
一つ面白いことはアメリカでは、料理を作る道具の多様さがよく感じました。また、化学実験をするみたいに料理道具は全部目盛りがあります。これは食物中毒を防止するためにかなあ。

Thursday, March 27, 2008

大ピンチ

「へ~。そうだったのか」とシェーファー君が言った。

トレバーがシェーファー君が部屋に入った前のフリードマン君の話と前の不思議な運転手の車に乗った話を説明した後数分だった。「そんなに簡単に信じるか」とトレバーが聞いた。「絶対信じてくれないと思ったのに。」

「いや、信じられるわけないけど、一言で壁を透過することを見た後、信じられるかと信じられないかの境界が曖昧になるんじゃないか。」

「相変わらずあまり深く考えてないな」とトレバーが少しだけ笑って言った。

「深く考えれば衝突するぞ。ここでまがるんだったっけ。」

「うん。右へ」とトレバーが言って、シェーファー君がタイヤをキーッと鳴らして右へまがった。トレバーが窓から後ろを見た。まだ誰かが追っているという気配はしなかったが、その不気味な二人は逃すはずはないと思った。

「でも、フリードマン君はお前を殺したいとは信じにくいな。どうしてだったっけ。」

「そこまで説明してくれなかった」とトレバーがちょっとイライラして答えた。「多分そのほかの人に命令されたかな。」説明は中々来てくれない状態にトレバーは自分から想像するしかなかった。

「じゃ、どうしてその人はお前を殺したいのか。」

「それは。。。想像つかないな」とトレバーが言いよどんだ。アレックサンドラ・メンデルに何かの関係があると思ったけど、そこまではシェーファー君には言いたくなかった。

シェーファー君が笑った。「そっちの母の悪口したのか、それとも。。。」

裂け」雷のような声が鳴った。

「酒」とシェーファー君が期待して聞いた。

「。。。じゃないよ。車を止めろ。」

シェーファー君が急ブレーキを踏んで、直ぐ前で道が大きく裂けた。「出ろ」という声がして、車から出るしかなかった。

不思議な運転手とフリードマン君が車から数メートルの距離を置いて立っていた。「」とフリードマン君が言って、車が急に炎を上げて燃えた。

「バカやろう」とシェーファー君が叫んだ。「ぶっ殺してやる。」

「ふふふ」とフリードマン君が笑った。「ソンナ車のために誰かを殺すなんて。」

シェーファー君は殴ろうとしたが、不思議な運転手が「倒れ」と言って、シェーファー君もトレバーもガンと地面まで倒れて動けなくなった。「お前とは用事がない」と運転手が真面目な声で言った。「必要なものを拾った後で処分する。そこまで黙ったいな。」ゆっくりトレバー達のところへ歩き始めた。

「これは。。。ちょっとヤベエ。。。かもしれないな」とシェーファー君が言った。

「うん」とトレバーが言った。もう一度言葉の力に頼ると思ったが、その状況に何を言うべきか思いつかなかった。

「だったら解放しろ。」

「エッ。何を」とトレバーが聞いた。

「何の話」とシェーファー君が聞いた。

「お前が言ったんじゃない、解放しろって。」

「俺は何も言ってないよ。」

「解放するしかないから速く。」

トレバーが少し考えた。シェーファー君の声じゃなかった。「じゃ、お前が解放するしかないとも言わなかったわけか。」

「言ってないけど、何か解放できるものがあれば、今のうちじゃなきゃ。」

そういうものなんかないとトレバーが思った。しかし意外にシェーファー君の言うとおりだった。速く何かしないと始末になる。石橋を叩かずに渡るような行動はいつか大きい問題になると思ったが、もう一回何の結果になるか知らず「解放」と叫んだ。

前と同じように意識を失った。その後でシェーファー君に揺すり起こされた。眩暈に立って、自分とフリードマン君立ちの間で誰かが立っていることを見た。

「今までちゃんと紹介してはいないね」と女の声が言った。振り返ってトレバーを見てニヤニヤした。トレバーは何となく少し落ち着いた。「アレックサンドラ・メンデルです。謎さんと呼んでください。」


続きを楽しみにしてください

Tuesday, March 25, 2008

もう寂しくない~^^;;

皆さん、今晩は。
今日も妖怪の話を書こうと思いましたが。。。すみません、また、次に~~^^;;; 今日は、ただつまらないものですが、私には嬉しくて面白い友たちが新しく出来たので、この話をします。

皆さんは、家に戻ったら、家族とか、友たちとか、それではなければ、テレビでもあるはずですが、私の家には、何もないです。三階に住んでいる人が作る、ぎしぎし?みしみし?そのような音しか聞こえないです。

皆さんも知ってるように、いつも私が図書館で住むようになった、一つの理由も実は勉強ではありません。家に誰も何もないので、静か過ぎて自分だけしかいないのが、ずっ~と感じられるのがすごく嫌なので、それで仕方がなく、疲れても雨にも雪でも家にはあまり泊まらないように決まってのです。

でも、今日私にもテレビが出来ました。前からテレビを買いたいな~と思いましたが、お金も惜しくて、買いに行くのも、運ぶことも車がないので、面倒くさいでやめたのに。。。
今は、図書館ではなく家にいますが、テレビを見ながらブログを書きながらして、本当に嬉しいです。まだ、ケーブルを申請しなかったので、テレビはきれいに見えませんが、それでも十分です。私のためにテレビを探して、家まで持ってくれた。。。友たちの心づかいが感じられ本当に幸せです。テレビを買おうと思ったお金で友たちと美味しい寿司と刺身を食べに行く予定です~~^^*

テレビの天気予報によると、今週は少し寒そうですので、皆さん、気をつけてください。
先生も、今週はお体を大事にしてください。土曜日までは、50度くらいで寒そうですが、日曜日には64度で暖かくなるそうです。

皆さん、お休みなさい~~^^*

Monday, March 24, 2008

スウェーデンの(本当の)最終エントリー

先週、先生がスウェーデンに関してのレポートをもう一つ頼んでくれたので、そのお願いに応えて今回ボーナスエントリを書きます。

先ず、先週のアイス・ホテルの質問を答えます。氷の部屋でぐっすり眠る確率が低いと思います。ベッドは氷の塊でできているので硬いです。毛布はトナカイの皮だから臭いです。殆どの宿泊客が一日目だけ氷の部屋に泊まって、残りの滞在は普通の部屋で泊まります。

泊まってみる人は朝の8時に起こされて、暖かいリンゴンベリージュースと宿泊証明書をもらいます。それだけの価値があるかどうかの判断はお任せします。

アイス・バーのコックテールは氷のグラスで注文出来ます。リンゴンベリー・ウオッカはお勧めです。(お酒が入っていない飲み物は直ぐ凍ってしまうそうです。)

じゃ、本文に続きます。

アイス・ホテルに訪れた翌日に、トナカイツアーに行きました。(格好いいレンタル服は価格に含まれました)。


最初にトナカイをを投げ縄で捕らえないとダメでした。トナカイは年をとったくせにつかみにくかった。(というよりも、投げる人が下手でした。)


4匹をつかんだ後、一人ずつトナカイそりに乗って400メートルのコースを一周しました。トナカイは結構好きなようにしました。督励しても、手綱を引いてもマイペースで走りました。私のトナカイは必死に走ったが、ゴールの30メートル前に突然止まって、草を食べ始めました。

乗った後、サーミ民族のテントに入って、サーミの「昼食」を食べました。下の写真の金髪の男はサーミのツアーガイドでした。


これはサーミの昼食です。フラットブレードにトナカイ肉とリンゴンベリー。


最後に、ソフィアというサーミ民族の歌手を紹介したいです。彼女は伝統的な「ヨイク」(のど歌)と現代のポップを混ぜた歌を歌います。


Sunday, March 23, 2008

孤独感:村上春樹の外の小説

今日のエントリーは多分短くなるけど、すみません。『午後の最後の芝生』で孤独感の雰囲気が強いって話がありましたね。そういう雰囲気が村上春樹の特徴だと思います。翻訳の授業でもう一つ村上の短編小説を翻訳してますが、そこでも孤独感が物凄く高いです。『青が消える』という短編小説は以下の短歌に基づいて、ガールフレンドとの喧嘩別れについての話です。

白鳥は
哀しからずや
空の青
海のあをにも
染まずただよふ
(若山牧水、1885年〜1928年)

村上春樹はやはりこの短歌に感動して、その感情を表すために、『青が消える』を書いたんじゃないだろうと思います。それから、この二つの短編小説だけじゃなく、村上の全ての小説で孤独感が強いですよね。自分の好きな『トニー滝谷』という小説も全く同じです。『トニー滝谷』は映画化されたものもありますが、したの予告編を見てみてください。



勿論、寂しい話なんだけど、村上はその孤独感を完璧に描写出来るので、素晴らしい作家だと思います。ま、いっか。村上についての話はもう嫌になったかもしれないから、ここまでにしたらいいでしょう。でも、『トニー滝谷』はなかなか良い映画だと思うので、興味があれば見てみてくださいね。

さてさて、数週間前に紹介した川名由紀という東京に住んでいるギタリスト(去年に出来た友人)はライブをやったりするために4月末にセントルイスに来るって事になりました!授業か金曜会かに訪ねられるといいでしょう!本当に嬉しいです。楽しみにしています。

Saturday, March 22, 2008

『午後の最後の芝生』

木曜日の村上の『午後の最後の芝生』の討論を聞いていて、なんと言うか、一言で言えば、ものすごくうれしくなった。みんな若くて、至極まっとうで、一生懸命前を向いてしっかり歩いているんだなあと思ったからだ。「このままでは、未来はいったいどうなってしまうのだろう」などという不安な声をよく耳にするけど、みんなのような若者がいるかぎり、世界はまだまだ大丈夫だと思った。まあ、ちょっと大げさだけどね。

「根無し草」のような「僕」の様子にいらだち、この短編が何を言いたいのか分からないと憤り、こんなことを繰り返し書いている村上の小説が売れるという現象に首をかしげ、ちょっと物珍しかったからだけだと言い切った皆の「まっとうさ」に本当に感動した。「珍しいはずさ、だってこれだけつまらなければ誰も真似したくはないだろう」と断じたトレバーさんには「村上何するものぞ!」という物書きを志した者の心意気を感じた。それからもちろん、アンチ村上一色の雰囲気の中、ただ一人「村上の小説は嫌いじゃないぜ。うまく説明は出来ないけど、実際共感できることあるし」とひるむことなく言ってのけたデニスさんも立派だった。

それにひきかえ、みんなぐらいの頃の私は、もうお話にならないぐらいいい加減だった。(「私がみんなぐらいのとき」はなどと言うと、なんだかものすごく風格のある長老が若者を集めて話をするような感じになってしまうので、まだまだ頼りない43の大学講師には全然似つかわしくないだが。)とにかくとんでもなくいい加減なだめ学生だったのだ。大学の授業には全然行かなかったので、レポートの宿題が課されたことすら知らずに、友達から教えてもらうなどということはざらだったし、試験前には友だちのノートをコピーさせてもらってしのぐという有様だった。うちの大学にはこんな学生、まずいないと思うし、いたとすれば、放校処分だろう。(あみのっちさんはこの辺の事情をよく知っていると思うのだが、あんまりばらさないように。先生辞めなきゃならなくなっちゃうからね。)

不思議に思うだろうが、こんな怠惰な学生もその内面はとても苦しかった。授業に出なくてはならないのに出られないのを情けなく思う自分、出たとしてももはや少しも興味の感じられない授業。級友達や教授達の目には、まさにマイケルさんの言う「浮草」のように見えたことだろうが、その実、焦燥感に駆られていた。「今の自分は本当の自分ではない。今の自分ではない何者かになりたいのだ」と常にじりじりしていた。「ここではないどこかへ。この自分でない自分へ」という思い。でも、いったいどこから始めればいいのか、どうすればいいのか、まったく手がかりがつかめない感じだった。

あの頃の私がこの短編を読んだなら、きっと「僕」をうらやましく思ったのではないか。「僕」のように無責任な「根無し草」になれたらどんなにかいいだろうと。友達も別にいなくてもかまわない。面倒くさいことは全部パス。誰にも何も求めない代わりに誰にも何も求められたくない。そんな風に、「今の自分ではない自分に、ここではないどこかへ」という声を一切シャットアウトできたらどんなにいいだろうと思ったのではないかと思うのだ。

久しぶりに顔を出した学校で、「あ、世捨て人、久しぶり」と言われたことがあった。痛烈に、自分はどこにも属していないんだと感じた。「自分は誰なんだろう。自分はどこへ行こうとしているんだろう。」どこにも居場所のない情けなさを突きつけられた思いだった。そんな怠惰なだめ学生にとって、唯一張り合いのあることが塾でのアルバイトだった。自分の学校にもきちんと通えない者が先生をやると言うのだからお笑いなのだが、私はものすごい勤勉さでこの仕事をこなしていった。われながらいい先生ということになっていて、塾の経営者や生徒の父兄にも感謝されていたし、就職が決まって仕事を辞めるときには、なんと退職金までもらったのだった。あの頃の私にとって唯一確かだったことと言えば、「きちんと塾での授業をこなす」ことだった。「僕」にとって唯一確かだったことが「きちんと芝を刈る」ことだったように

Thursday, March 20, 2008

奈良美智さんの絵と村上の小説




昨日の授業で、村上の小説に対する評価がどうして高いのか色々討論しました。
確かに、小説のプロットは大変込み入っていないと思っていますが、ただ作家が描写される文章のニュアンスによって様々な感じが浮かび上がりますが、決して映画のようにはっきり目に見える具体的なものではないと思っています。

また、読者によって、感じられるイメージも様々ですが、しかし皆さんが言ったように、主人公は何時も友達に離れて、人づきあいをしたがらないみたいです。

後は奈良美智さんの絵と対照して、両方とも寂しい雰囲気を作り出しています。奈良美智さんの代表的な作品は大きな頭がある女の子(恥ずかしいけど、日本の名前は知りません)。
始めとき、是非HELLO KITTYのように可愛すぎる女の子だという先入観がありますがら、本当にびっくりしました。

つりあがった冷たい目、微笑みもない、しかし人の心を見通すように目がなんか寂しい気持ちを伝えるようです。

段々この醜い女の子が好きになってしまう。日本語でよく言えないけど、多分自分の気持ちがよく伝えるせいです。

不思議なことですが、村上の小説を読むと、そういう感じも出てきます。人が何時も孤独感に縛られますが、どんなに努力しても、理解してくれないこともあります。だから、この絵と村上さんの小説が極めて高い評価をもらえると思っています。

まあ、この絵を見てください。

逃避

トレバーは深呼吸した。パニックになりたくなかったがもうパニックになってしょうがないところに入った気がした。自分の部屋にいるのに、友達のはずのフリードマン君と話していたのに、何とか生き残るか死ぬかという状態になってしまった。授業をサボる天罰かとトレバーが思った。

「乗りたくないと言ったら」と躊躇して聞いた。

「無理やり乗らせるに決まってるんじゃない」とフリードマン君は笑いながら説明してくれた。

「まあ、悪派だからね」とトレバーの声が次第に消えた。車で絶対行きたくないところへ連れる覚悟をした。

突然声が聞こえた。「オ~イ、トレバー君」とシェーファー君が呼んだ。悪人達もトレバーも何かできる前に部屋に入ってしまった。「あのな、お前がそのお礼のビールはまだ買ってくれないと思い出してさ。。。」

そこできって、シェーファー君がドンドン色々なことに気がついた。まず、トレバーの部屋にトレバー以外二人がいたことに気がついた。そしてその二人の中の一人はフリードマン君のことに気がついた。最後にはその二人どもは悪意を持つ顔をしていたことに気がついてしまった。

「オッス」とシェーファー君が言った。それ以外何を言うべきか分からなかった。

シェーファー君の登場に捕らえる人達の気が散らされている間トレバーは馬鹿げた計画を考え出した。こっそり机からボールペンを取った。それが自分の立てた計画だとはトレバーは信じられなかった。自分にそんな計画を考え出す能力がないと思ったからだ。

フリードマン君と不思議な運転手がシェーファー君をじろじろ見ているうちプリンターの紙を一枚とって、「」という文字を書いた。そして急に不思議な運転手を肘で押し退けてシェーファー君の手首を掴んで紙を壁に叩き付けた。「逃げる」と自分らしくない声で叫んだ。

一瞬に壁が水のように透過できるようになった。トレバーが速くシェーファー君を引き回して壁を通してビルの外に出た。一瞬後壁がもとに戻った。

「あのう。。。お前、何をした」とシェーファー君が疑い深く聞いた。

「分からない」とトレバーが答えた。少しむかついた。ここまで来たのにまだ何も分からないと思った。

「いや、本気で聞いてるぞ。何をした」とシェーファー君が繰り返して言った。

「分からないってば」とトレバーが腹を立てて返事した。多分そこから何回か繰り返すはずだったが、その時に直前透過した壁が粉々に崩れた。

「逃げよう」とトレバーが言って走り出した。

シェーふぁー君が渋々トレバーを追った。「一つだけ聞かせてよ。フリードマン君達、お前と同じ事できるか。」

「うん。」

「だから逃せると思うかい。」

トレバーがまだ持っている紙を取り上げた。「これで助かる」と言った。「かもしれない。」

「あ、安心したな」とシェーファー君が皮肉っぽく言った。「紙一枚に助けられるなんて。」

「紙一枚にも力があるよ」とトレバーがまた自分らしくない声で言った。紙をじっと見つめて、もう一度「逃げる」と言った。唐突に足が速まった。

シェーファー君が笑いかけた。「中々やるじゃない。」

トレバーは何も言わなかった。まだ自分がやっている気はしなかった。

一分後駐車場に着いた。「オイ」とシェーファー君が車に乗りながら言った。「行き先は。」

「米国中西部中央言霊研究所。」

「えっ。何それ。」

「前の探検の第三所。」

「それを覚えてるはずか。」

「僕は覚えてるよ」とトレバーがシートベルトを締めながら言った。「と思う。」


続きを楽しみにしてください

Tuesday, March 18, 2008

トトロ生んだ環境守る:日本人のトトロへの愛情

皆さんはこの「トトロの森を守る」、『トトロの故郷を守る』という暖かい名で知られた、日本人の市民運動を聞いたことがありますか?

韓国人は日本についての感心は非常に高いですが、そうしてもあまりよい感情は持っていないと言えます。でも、そのような韓国人も、日本人の市民意識だけは真実に高く評価しています。ゴミリサイクルや生協活動などは、本当に素晴らしい市民活動なので、韓国人はこんなことを習うために、日本を訪問する場合も多いです。

それなのに、今度は、韓国人の目の前で、日本人の自然についての愛情と市民意識をもう一度、確かに確認できた事件があり、あの時は多くの韓国のテレビ番組でこの話が刻一刻紹介されていました。

私は、只韓国のニュースを検索していたんですが、初めにひったり目に入ったのが、この「トトロの森」の話でした。皆さんはこの話をどう思いますか?

この写真は宮崎監督が『隣のトトロ』の背景にした、東京にある本当の森なんです。しかし、この森が宅地開発による破壊の危機に直面して、宮崎監督を先頭にする日本の市民たちの力で、この森を買うことが出来、公有地化でこのまま存在することが出来たという話です。


トトロの森を守るため、約7300万円というお金を集まった、森を買い、ホンページを作って市民活動を続けていくのは、すごく素晴らしいでしょう~^^*日本人のトトロへの愛情が本当に美しく見えました。トトロは、実際には目に見えないのですが、もう日本人とこの森の中で一生に生きていると思いまして、心から羨ましかったんです。

Monday, March 17, 2008

キルナ


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キルナはスウェーデンの最も北にある都市です。主な産業は鉱業だけど、私達は鉱業のツアーにはあまり興味ありませんでした。一つの目的はオーロラを見ることでした。二晩続きで市外に行って、待って見ようとしましたが、残念ながら運が悪くて見えませんでした。

もう一つの目的は近くにあるユッカスヤルビという村でアイス・ホテルに訪れることでした。この計画を問題なく遂行しました。

アイス・ホテルは名の通り氷でできたホテルです。12月になると、世界中のアーティストが集まって、70室ぐらいの氷の部屋の建設に参加します。各室は違うテーマですから、まるで氷の美術館になります。宿泊料はやっぱり高いですが、泊まっていない人は20ドルぐらいの入場料を払えば、日中に部屋を巡ることが出来ます。

説明するよりも、写真を見せたほうがいいです。(1枚の「写真」は1000の言葉に値するですね。)

私が好きな模様です。


男が好きそうな模様。


これは「日本」のテーマの部屋からの細部です。


アイス・バーもあります。


これでスウェーデン旅行日記を終わります。(来週のブログはどうしようかな...)